概要
前回は組み立てからテストプリントまで行いました。今回はパソコンに接続してみたいと思います。
メインボードの確認

裏側をあけてみました。使っているメインボードはZNP Robin Nano V1.3でした。右側にはタッチパネル用のZNP Robin TFT35がみえます。
こちらはMakerbaseのMKS Robin Nanoをベースに作っているメインボードとなります。

ちょっとわかりにくいですがボードの写真になります。

こちらが右側です。ぱっと見コネクタの場所とかが結構違いますね。TTLとかはオリジナルのMKS Robin Nanoにはありませんでした。あとモータードライバが交換可能なタイプから、直接はんだ付けに変更になっています。

オフィシャルの資料に写真がありました。
- Laser fan
- Laser signal
- E1 axis stepper
- BL-TOUCH
- MKS WIFI
LaserはEnder3でも公式オプションでありますが、あまり利用されていることはないようです。出力が弱いのと、専用機を購入したほうが使いやすいですからね。
E1は2つのフィラメントで印刷するときに利用する端子ですね。
上記のNeptune 2Dだと最初から2種類のフィラメントが使えると思います。
BL-TOUCHは上記の高さ方向のZ軸を検出するためのセンサーになります。
上記のような安い互換品もあります。純正品と互換品を取寄中でして、届いたら接続してみたいと思います。
あとは画像では書いてありませんがWi-Fiユニットが接続可能です。ただ技適がないので日本では使えないと思います。。。
接続方法
マイクロSDカード
Neptune 2SにはマイクロSDカードスロットがあります。内部を確認したのですがオリジナルのMKS Robin NanoだとフルサイズのSDカードスロットを増設する端子があったのですが、ZNP Robin Nanoではなくなっていました。
Wi-Fi接続ができるSDカードを利用する場合には上記のような延長アダプタを使う必要がありそうです。オリジナルの増設する端子を使っても同じような接続になり、さらに使いにくい場所からケーブルがでてくるので、上記のような延長ケーブルのほうが使いやすいはずです。
Wi-Fi

手持ち技適マーク付きのESP8266-DevKitSでチャレンジしてみましたが失敗しました。ファームの書き込みまではできたのですが、ちゃんと利用できませんでした。SPI接続になるので、こんなに長いケーブルで接続するとだめなのかもしれません。
また、この手のWi-Fi接続は非常に接続が不安定になりやすく、一般的にはおすすめされていない方法みたいです。
USBケーブル
本体に付属しているのですが、50センチぐらいと非常に短いです。
最近はダイソーでもあると思いますが、もう少し長いケーブルを購入しておくことをおすすめします。このUSBケーブルで接続するか、マイクロSDカードにデータを入れて出力するのが基本となります。
OctoPrint
こちらはUSB接続と似ているのですが、Raspberry PiなどのLinux機と3DプリンターをUSBケーブルで接続し、OctoPrintなどの3Dプリンター管理アプリ経由で利用する方法です。
Raspberry PiなどにはWi-Fiや有線LANなどでネットワーク接続が可能ですので、離れた場所の3Dプリンターをブラウザ経由なのでアクセスが可能になります。また、Webカメラなどと連携して印刷状況を確認することもできます。
非常に便利なのですが肝心のRaspberry Piが手に入りません。Raspberry Pi ZERO Wだと性能不足で3BやZERO2以上の性能が求められています。あとRaspberry Pi4だとちょっと高すぎますよね。いろいろ準備中ですので、OctoPrintも今後使ってみたいと思っています。
ファームアップ
接続するまえに、最新ファームウエアにバージョンアップしてみました。

公式サイトよりファームウエアをダウンロードして、SDカードの直下に「elegoo.bin」と「elegoo.txt」を起きます。この状態で起動すると自動的に更新が始まります。

ちなみに私はUpdatingが100%からまったく動かなくなる症状がでました。SDカードがおかしい場合にそうなるようでして、他のSDに入れて動かしたら無事に完了しました。ちょっと文鎮になってびっくりしました。。。

無事に2.0.2にバージョンアップしました。
PCとのUSB接続
Neptune 2SはELEGOO Curaというアプリを使って出力を行います。

Ultimaker CuraをELEGOOの3Dプリンターのみに対応させたもののようです。ちなみにNeptune 2Sは選択肢にありません。アプリ的にはNeptune 2を選択して動かすことになります。

バージョンは4.8.0でした。ちなみにバージョンアップのお知らせがでると思いますが、そちらは本家Ultimaker Curaになります。

インストールするとELEGOO Curaとは別にUltimaker Curaが追加されます。そしてUltimaker CuraにはELEGOOの3Dプリンターが選択できないので注意してください。

ELEGOO Curaでサンプルを読み込んでスライスのプレビューをしてみました。
まとめ
とりあえずプリントできる状況まで環境をつくることができました。

ちなみに一晩経過してからフィラメントを確認したところ折れていました。本体付属のフィラメントはあまり品質がよくないのと、日本だと湿気が多いのが原因かな?
あと上記動画だとセンサーははずせと書いてありました。センサーがあることでフィラメントの交換が面倒になるので、途中で無くなりそうなとき以外はなくてもいいとのこと。また、プリンターの下にラバーマットとコンクリートをひくと音が静かになるとのことでした。
新しいフィラメントはあるのですが、湿気対策をしていないのでしてから封をあけてみたいと思います。
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