概要
前回USB PDをトリガーケーブルを使って12Vや20Vではんだごてを動かしてみました。新型はUSB PDが直接利用できるので、そちらも購入して確かめてみました。このハンダゴテを今後のメインにしようかなと思っています。
製品

上記の製品を買ってみました。前回のハンダゴテの後継機種となります。

こんな感じで商品ページにもアップグレードと書いてあります。

基本性能は同じなのですが、裏側にDCとUSB PDの2種類の電源に対応しています。
しかし手元にあったUSBケーブルは10Gbps対応のフル結線の5A対応ケーブルだったために非常に太くて使いにくかったです。基本はデータ通信をしないので、安い3AまでのUSB2.0ケーブルであれば柔らかくて使いやすいと思います。

上記のように耐熱性のUSBケーブルもあるようですが、そこまで必要ないようには思います。

しかし、商品ページにてUSB Cable Checkerを利用していました。これはすごい。。。
今購入できるのは上記の2で、1は5年ぐらい前の製品な気がします。

製品ですが、こんな感じでより細く、より短くなっています。重さも減っていると思いますのでステーションタイプにより近づきました。
追記:安い温度計で確認したところ、かなり温度がありました。50度ぐらい表示温度より高くなっていたのでACTに-50をセットして使っています。ハンダは200度ぐらいで溶け始めるはずですので、かなり低めの温度から徐々にあげていって溶ける温度との差分を確認したほうがよいと思います。最初から350度設定で温めるとコテ先が400度を超えて劣化する可能性があります。
類似商品

最近USB PD電源で話題になっているALIENTEKさんでも似たような製品を取り扱っています。ほぼ同じに見えますが、コテ先が違うので注意してください。私のはT12という白光互換のコテ先で、こちらはT65となっています。これはT12を少し短くしたようなコテ先になります。
白光互換ではなく、中華独自規格で少し短いタイプになります。この手のハンダゴテだとT12は無駄に長いと感じるので、少し短いタイプを作ってみたようです。この辺が模倣から次のステップアップに進んでいる段階って感じですね。

電源はこちらで、非常に評判がいいですね。
サイズが大きくていいのであれば上記が半額でおすすめです。

元祖USB PD電源のFNIRSIでもハンダゴテは扱っています。こちらのほうが製品的には古かったと思います。ただコテ先がT65っぽいのですが、独自形式としか書いていないのでちょっと微妙ですね。ただし、コテ先カバーがついているのが便利だと思います。
ただここのブランドは非常に先進的なものを作るのに特化していて、早すぎるというか少し販売して売れ行きが微妙だと販売中のものでもホームページから消してしまいます。上記の電源は結構使いやすいのですが、USB PDが20V固定で12Vとか下の電圧で使えません。
現在ホームページから消えているのでパソコンと接続して計測をするドライバーやアプリがダウンロードできない状態になっています。中華系のメーカーは結構ダウンロードが弱いところがあるので注意して使う必要がありそうですね。
まとめ
USB PDのハンダゴテはありです。12Vだと若干火力が弱い感じがありますが、モバイルバッテリーを利用して外ではんだ付けできるのは非常に利点だと思います。20Vを使えばほぼ不満もないと思いますし、実際のコテ先の温度を把握できるのはかなり便利です。
メインのはんだごてを白光のFX600からこちらのハンダコテに変更予定です。ステーションタイプの白光であればこれより使いやすいと思いますが、価格が一気にあがるので手が出ません。
コメント
そうか、普通のUSBだったらぜんぜん弱くてダメだけどUSB-PDならば実用に足るパワーになりますね!モバイルバッテリーと組み合わせてコンセントがない場所で使えるのは良いかも。ただその用途ではガス式とどっちが良いかと言う議論になるかも?
あとつまんね〜話ですが、ハンダゴテなどコテの漢字表記は鏝(うなぎの魚偏が金偏)で、小手は剣道ですか。
半田鏝ですね!
ありがとうございます
あとコテライザー憧れていました
温度管理をどこまでやるのかと、熱収縮チューブとか使うかで変わりそうですよね