概要
安定化電源を探していて、気になった製品があったので購入してみました。電源自体ではなくて、外部電源の電圧を可変で下げることができる降圧型のDCDCユニットとなります。
製品
35Wまでの製品と、80Wまでの製品がありました。個人的には9Vの3Aぐらいまでしか使わないので安い35Wを購入しています。

上記のような製品で、モバイルバッテリーから12V入力を受けて動いている状態です。電源はバナナプラグですのでちょっとケーブルが面倒ですね。

上から見た図ですが、端子の部分があまり出っ張っていません。通常の電源ユニットはここがバナナジャック+ネジ止めが可能な端子がついていることが多いと思います。
上記のようなケーブルがあると便利だと思います。私は何本か持っているのと、コネクタの在庫があるので必要なものはすぐに作れるようにしています。
電源ユニット自体は、いろいろなメーカーから同じようなものがたくさん販売されています。基本的には同じサイズで、似たような機能になります。
カラー液晶を搭載していて、USBやWi-Fiで制御が可能なものもあったりします。今回は一番シンプルな機能のものを選択してみました。
この手のユニットは単体では動作することができず、外部の電源からの入力端子と可変した電圧の出力端子を自分でケースに組み込む必要があります。今回のはすでにケースに組み込まれている状態なので非常に使いやすいです。

裏側です。今回購入してみたのは、この裏側にある電源基板が気になったからです。単体販売もしているのですが送料を考えると基板だけで1000円以上、ケース込みだと2000円前後します。だったらDCDCユニット付きで3000円弱の製品を購入したほうがお得と思って選定しました。
INはバッテリーなどでよく使われている黄色いXT60とDCジャック、ターミナルの端子、USB PDになります。USB PDは20Vと書いてありましたが、20V以外も使えるのが知りたくて購入してみました。
一番上の写真ですでに書いてありますが、12Vでも使えました。起動直後は5Vで、その後にネゴをして一番高い電圧に上がりました。QCとPDに対応していますので、USB A→CケーブルでもC→Cケーブルでもどちらでも利用可能でした。12V出力までのモバイルバッテリーは結構安いのでおすすめです。
USB PD対応の安定化電源はすでに持っていたのですが、これはすでにメーカーのホームページから消えていて、アプリもダウンロードできなくなっています。とはいえ、販売は続けているのでそれはどうなのって思っています。。。
FNIRSIはUSB PD対応でも古いものなので20V固定です。なのでモバイルバッテリーでの運用ができず、ちょっと高めのUSB PDアダプタかDCジャック経由での運用になります。

ちなみに今回も20V以外使えない場合を想定して、12Vで出力できるトリガーケーブルも準備していました。これは固定で12V出力なので便利なときもあるはずですが、この組み合わせでは使うことはなくなりました。

あとは、何故か検証で同時に購入した可変電圧のアダプタも試してみました。
この手のやつですね。個人的にはおすすめできません。100VコンセントにはPSEがついている電源ユニットを使うことがおすすめです。
ちなみに私の可変アダプタは37V出力まで可能でして、XY-SK35Hはスペック上30Vまでの入力でしたが36Vちょっとでもエラーにはならなかったです。下限は6Vでして、4.8Vだと画面が付きますが電源出力はできない状態でした。
今回おすすめは上記に基板部分です。ここが500円ぐらいで送料がちょっと高いですが、いろいろな用途に利用できそうです。
まとめ
1万円弱の安定化電源でいい気もしますが、安全に使えるものとなると中古の国産品とかになるのでなかなか難しいです。この製品はDCDCなので、電源ユニット自体は古くなったノートパソコンのアダプタなども使えますし、モバイルバッテリーを使えば出先でも利用可能です。
お試しで購入して、USB PD入力基板がよかったら高いユニットと入れ替えようと思っていましたが、この安いユニットでも十分に使えそうです。
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