概要
前から欲しかった「BitTradeOne ADUSBCIM USB CABLE CHECKER 2」を購入してみました。手持ちのケーブルをいろいろ試してみたので紹介したいと思います。
商品
結構高い気もしますが、非常におすすめできる商品です。ビット・トレード・ワンさんなので、本来は同人ハードウエアだったものを、量産化したものになります。
商品化については上記の記事がおすすめです。
さて届いたのが上記の商品になります。
電池の下に絶縁用のシートが入っているので、抜くことで電源が入ります。
さて、どんどん家にあるケーブルを測定してみたいと思います。
マグネットケーブル
普段使っているマグネットケーブルを計測してみました。USB2.0のLEDしか光っていませんので、このケーブルはUSB2.0規格です。D-とD+が光っているのでデータ通信ができるケーブルになります。
そして抵抗値が236mΩになります。この値が重要で、抵抗値が低いほど優秀です。抵抗値が高いと熱を持ちますもんね。
こんな感じでコネクタ部分にマグネットで接続して使うケーブルです。
こんな感じでType-Cのコネクタを使うことで同じケーブルで通信が可能です。
ちなみに、マグネットケーブルの欠点としては上記のようにD-が光っていない瞬間があります。どうしてもコネクタとケーブル側の組み合わせで、接点が悪いものが出てきます。ちょっと動かすと復活するんですが、気をつけるポイントです。
欠点がありますが、マイクロUSBとType-Cが混在している状態だと非常に便利なケーブルになります。iPhone用のライトニング端子もあるのですが、そっちは最近使っていません。どうも頻繁に充電で利用すると端子がすぐにだめになるんですよね。通常使いの携帯とはQiなどの無線給電でのんびり充電するのが本体に負担をかけない方法な気もします。
最近は上記のような回転できるタイプが主流なのかな。ただしマグネットケーブルは端子がどんどん進化していますので、あとで購入しようとしても廃盤になっています。私も過去結構購入していますが、たまに全部捨てて書い直しています。
Type-Cで統一できたら必要ないのかな、、、
ミニUSBケーブル
ミニタイプはまだ高級USBケーブルというジャンルがなかったので、抵抗値が高いものが多いです。普通のケーブルはこれぐらいな感じです。
そのへんのマイクロUSBケーブル
これはD-とD+が光っていないので充電専用ケーブルですね。そして抵抗値がHIGHなので1100mΩ以上ですね。このケーブルは即刻捨てましょう!
充電専用ケーブルは間違って使うと泥沼にハマるので、どんどん捨てましょう。非常に短いどうみても充電専用ってケーブルだったらいいんですが、普通のケーブルに見えるものは捨てるのです!
CHOETECH
こんな感じでブランドが印字されていてもだめなケーブルはあります。
たしかこのQi充電器のケーブルですね。充電専用じゃなくてデータが使える分まだいいですね。
100均L字Type-Cケーブル
ちょっと抵抗値が高めですが、まあ普通の100均品質です。
100均Type-C to Type-Cケーブル
あれ、ただの黒いケーブルなのにちゃんとしていますね。おそらく3A対応の100均ケーブルだと思います。USB2.0で使うんだったらこれで十分ですね。
100均Type-C to Type-Cケーブルその2
色がついていてわかりやすいケーブルですが、接点が安定せず。。。怖いので捨てます!
磁気研究所 3in1ケーブル
あまり期待していなかったのですが、ちゃんとしています!
標準がマイクロUSBで、ライトニングとType-Cは変換アダプタが搭載されています。若干抵抗値は上がっていますが、許容範囲ですね。
これライトニングケーブルはちゃんとアップル認証品なんで安心です。
フィルタ付きミニUSB
あきらかに高いケーブルなのですが、抵抗値はそれほどでもありません。ミニだと0.5A以上流すことが少ないので、これぐらいなんですね。
かっこいいマイクロUSB
なんか変わった形のUSBケーブルです。んー、充電専用なので捨てます!
Anker
さすがにAnkerのものはちゃんとしていました。
M5Stack
すごい。良いケーブル使っていますね。
100均ケーブル
パッケージにはいったままのがありましたので、あけてみました。
んー、普通!
100均充電とデータ切り替えスイッチ付きマイクロUSBケーブル
データ通信許可しているモードです。
サイドのスイッチを下げると充電専用になります。抵抗値はものすごい低いわけではないですが、悪くはないですね。
Verbatim Type-C to C 3.1 GEN2 ケーブル
ちゃんとしたType-Cケーブルを所有していなかったので購入してみました。
全部のLEDが点灯しました。抵抗値も文句ありません。5A対応なのでE-MARKEDも搭載しています。
ちなみにType-Cケーブルってものすごく高いんですが、これだけは非常に安いです。在庫処分なのかな。
まとめ
ものすごいおすすめ機材です。これで家中のケーブルを調べて、充電専用と抵抗値が高いものは全部捨てましょう!
まあ、知り合いが持っていたら借りてもいいかなーって気もします。。。
あとケーブルはやっぱりメーカーによって品質に差があります。最近だと磁気研究所のものが価格でも品質でもバランスがいい気がしますね。
コメント
このチェッカーでは、よくある type-A/type-C なケーブルのプルアップ抵抗は測定できるでしょうか?
できますよー
UP56KとかDOWNとか書いてあるところですね
https://github.com/bit-trade-one/ADUSBCIM-USBCableChecker2
上記がマニュアルになります
m5stackのケーブルの長さが色々あると思いますけど、確認されたのは何センチでしょうか?
すでにどれ計測したかわからないですが、そんなに短いやつじゃなかったと思います
M5StickCとかについていた、そこそこ長いやつだった気がします
天文業界で事実上の標準に成ってるUSB3.0二階建て標準(ミニでもマイクロでもない)Bケーブルを測定できるチェッカは無いですか?こういうカメラ等に使うケーブル。
https://hoshimiya.com/?pid=77638144
https://www.amazon.co.jp/dp/B00NH144GK
こんなケーブルですよね?
んー、そのまま使えるのは非常に限られると思います
https://www.amazon.co.jp/dp/B06XHD973F/
上記のようなUSB3.0 Type-B → Type-A変換コネクタを利用して
https://www.amazon.co.jp/dp/B07D7NNJ63/
Type-A → Type-C のUSB3.0用の全結線されているケーブルを接続がいいかと思います
変換コネクタと、ケーブルが余計に必要になるので抵抗値は実際より増えてしまいます
ケーブルは単体で抵抗値と結線を確認できるので抵抗値はその分引き算できるはずです
興味深く拝見しました。最近、アマゾンに24個(+2個)のLEDが付いたチェッカーが安く出てますが、どう評価されますか。
簡易的のは持っていますが、全結線対応のはもっていないですね
https://www.amazon.co.jp/dp/B0C3M521NQ/
これですかね?
https://tomoca2.hatenablog.com/entry/2023/07/09/081709
こちらにレビューがありました!
ちょっと気になりますね
とはいえ、抵抗値が測れないのでケーブルのチェックには使わないと思います
新規のケーブルを買うのであればダイソーなどでも3Aとか書いてあるものを使えば大丈夫で、ケーブルチェッカー自体が必要ないと思います
その辺にあるケーブルを捨てていいのかを判断するためのツールかな、、、
https://booth.pm/ja/items/4692002
あと、このようなType-Cの実装確認用のツールとして使えるかもしれません
レスありがとうございます。BOOTHだとこれに注目してましたが、既に在庫ないみたい。これまたテスター前提のやつっすね。
https://dvorak55.hatenadiary.jp/entry/2020/06/13/183524
やはり高くてもチェッカー2かなーと。
これいいですね
ただ、自分で基板作る人以外だと必要ないかも?
Verbatimとかの必ず使えるケーブルとかを持っていれば、怪しいケーブル全部捨てて入れ替えるとかでもいいのかもしれません
USBケーブルチェッカー2もすごくいい製品なんですが、あまり出番はないです