書籍
Bluetooth認証について詳しい本が販売されたので購入してみました。
上記の本になります。著者は有名なムセンコネクトの人になります。Bluetoothとはなにかから詳しく書いてあり、なんといってもほとんど情報がないBluetooth認証について詳しく書かれている貴重な本となります。
技適は電波法で、技適マーク付きのモジュールを使えば追加費用が必要ないですがBluetoothは使うだけで結構な金額がかかります。1万ドル以上なので為替を考えるともろもろで200万円ぐらいかな?
ただしBluetooth認証はざっくりいうと会社名、ハードウエア(モジュール)、プロトコルスタック(SDK)の組み合わせで費用が必要になるため、同じ会社で同じモジュールと同じプロトコルスタックを使う分には追加費用がかかりません。まったく違う製品でもその3点が同じであれば流用可能です。
逆にBluetooth認証済み製品でも、違う会社名のブランドロゴをつけると費用が発生します。
ハードウエアは上記が登録されている情報ですが、ESP32-C6系は同じ番号で取得しているので、違うタイプのモジュールを変えても大丈夫なのかな?
上記がプロトコルスタックの部分です。ESP-IDFのバージョン別のBluedroidか、NimBLEを組み合わせて使う感じなのかな?
Bluetooth認証は使い回しができるので、モジュールとプロトコルスタックの選定が結構重要になってきそうです。いまだとBluetooth Classicが使える無印ESP32か、最新のESP32-C6あたりの選択が好ましそうです。
たとえばBluetooth認証をESP32-C6で登録済みの場合、ESP32-S3のUSBホストが必要な状態でもBluetooth専用にESP32-C6を別で乗せた方がトータルコストが安くなるみたいなことがあると思います。
Bluetooth認証の怖いところは10台しか市販しない特注品でも費用がかかるところです。なるべく使い回せる構成にして、複数プロジェクトで按分できる計画が必要そうですね。もちろん100K単位で作るのであればそこまで気にする必要はないのでしょう、、、
この本は比較的突っ込んだところまで書いてありますので、詳しくはコンサル受けてくだいさいみたいな営業本ではありません。非常におすすめな本です。
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