概要
先月号は速報として1ページでしたが、今月号は3ページ掲載されています。以下かんたんな感想です。
Interface2020年12月号の特集(10/24発売)
今月号は無線モジュール特集でした。
目次は上記になりました。「特集 5G時代!無線モジュール規格別プログラム集」って特集ですね。
第1部 無線モジュール便利帳
こちらの「第1章 技適取得済み!無線モジュール・セレクション100」もお手伝いさせてもらいました。基本的に表部分のお手伝いなので本文はほとんど書いていません。セレクション100なのでかなり物量がありました、、、
ESP32を使っているとWi-FiとBluetoothはよく触るのですが、他の無線はあまり使わないので、たまにいまどんなものがあるのか確認するのも楽しいですね。
通販サイトなどで購入できる製品をひたすら列挙して、3Gセルラーのみなどの古くて製品寿命が短いものや、非常に高価なものを除いてリスト作成しています。もう少し時間があればまだ一般的じゃないけれど、楽しそうなモジュールも紹介できたのですが残念、、、
「第2章 周波数帯ごとの特徴」ではWi-Fiの2.4GHzと5Ghz帯でのチャネル設定や、920MHzや429MHz、315MHzなどの特徴が解説されていました。個人的には1GHz未満の周波数を使ってみたいのですが、遠距離通信をする用途がないので手が出せていません。
第2部 2.4GHz帯モジュール
第1章がWi-Fi、第2章がBLEを使って結構突っ込んだ内容が書いてありました。こちらはESP32などで無線をはじめて触る人などでもためになる記事でした!
第3章はTWELITEです。これリストで調べていたときに気になったのですが、触ったことありません。遠距離通信または省電力でばらまく用途ですかね。ESP32とはまったく逆のコンセプトです。
第4章はZigbeeです。このZigbeeもいろいろ種類があってリスト作成では苦しめられました。ESP32とTWELITEとの比較実験がありました!
第3部 920MHz帯モジュール
LoRa、Sigfox、Wi-SUN、ELTRESが紹介されていました。技適付きモジュールが出回っていないか、数がでないのでちょっと高いのが難点ですね。Sigfoxは比較的価格がこなれてきた感じがありますが、個人で使う用途があまり思い浮かびません。Wi-SUNでスマートメーターと通信するのがまずはお手軽な感じですね。
第4部 3G/LTEモジュール
日本はGSM網がないので、低価格のセルラー網が使いにくいですね。モジュール的にはLTE Cat.M1の低速ですが、消費電力が少ないものがかなり値段が下がってきています。ただし、一般的なLTEじゃないので、格安SIMが使えないんですよね。全国展開していて安いCat.M1が出てくると嬉しいのですが、まだ個人向けの商品じゃない気がします。
特設 5G&Wi-Fi6の研究
5Gの技術的な解説があります! なかなかわかりやすく解説している資料って少ない気がします。ただ実際に便利になるのはまだ先が気がします。
Wi-Fi6でも、これまでのWi-Fiの歴史から詳しく解説してありました。自宅は先日やっとWi-Fi5のメッシュWi-Fiになり、5GHz帯のWi-Fiが安定して使えるようになったのでWi-Fi6はもう少し先の予定です、、、
その他連載や単発記事
こちらにM5Stack Core2の紹介記事が掲載されています。先月号では1ページで依頼されたのですが、大量の原稿を編集さんに送って抜粋してもらいました。今月号は先月号で掲載ができなかった内容を再編集して掲載してもらうことができました。
次号予告
上記にありました。「画像処理&AI Pythonプログラム100」とのこと。画像処理とAI系が最近は多いですね。
まとめ
無線モジュール系は技適があるので、適当に選ぶと使えないものがあったりと面倒ですよね。
上記みたいな内容は今回はなかったみたいです。この話題は非常に難しく、最終的にケース・バイ・ケースになることが多いので雑誌だと書きにくいですよね。
個人的にはスイッチサイエンスさんで販売していないものはなにか日本で使えない問題がある可能性があり、ちゃんと調べてから使ったほうが安全だと思います。
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