概要
前回は概要を読んでみました、今回はパッケージとピンの概要を読んでみたいと思います。
パケージ

CH559はLQFP-48パッケージのCH559Lと、SSOP-20パッケージのCH559Tがあります。48ピンと20ピンなので、外に出ているピン数が違います。しかし価格は同じぐらいなので、実装のしやすいSSOP-20パッケージのCH559Tか、ピン数の多いLQFP-48パッケージのCH559Lを選択することになります。
必要な面積自体はそれほどどちらも変わりませんので、大きさよりも実装を重視して選択することになると思います。LQFP-48パッケージのCH559Lは0.5mmピッチで、SSOP-20パッケージのCH559Tが0.65mmピッチになります。個人的には0.5mmピッチあれば手ハンダもいけるかもなのでCH559Lかな。
ピン概要
ピン単位の定義が記述されています。CH559は5V入力から3.3Vを作るLDOが内蔵されています。そのため5V入力でも3.3V入力でも動かすことが可能です。ピンはP0からP5までの5群にわかれており、さらにP0.0からP0.7のように最大8個のピンがあります。
P0群はプルアップ抵抗内蔵の8ピットの入出力ポートとして利用できますが、UARTのピンとしても利用可能です。
P1群は8チャンネルのADCアナログ信号入力や、タイマーやSPI0としても利用可能です。
P2群は8ビットを出力や、SPI1やPWM出力が可能です。
P3群はUART0や割り込みなどの雑多なピンがあります。
P4群は下位6ビット出力や、LEDやPWM、外部クロック接続などが可能です。
P5群はUSB接続やリセットなどのピンがあります。
CH559LとCH559Tの違い
一番大きな違いはCH559LはUSBを2ポート利用できますが、CH559Tは1ポートのみとなります。UARTやSPIなども利用可能数が減っています。USBを1ポートとUARTを1つ利用するだけであればCH559Tで十分ですね。
機能 | CH559L | CH559T |
ピン数 | 48 | 20 |
USB | 2 | 1 |
UART | 2 | 1 |
ADC | 8 | 5 |
SPI | 2 | 1 |
外部割り込み | 2 | 1 |
まとめ
個人的にはI2Cが無いのが残念です。とはいえソフトI2C実装がありそうなので、がんばれば使えるのかな。利用用途が確定しているのであれば実装しやすいCH559Tが楽だと思いますが、とりあえず使うのであればCH559Lの方がいろいろできそうですね。
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