現時点の情報です。最新情報はM5StickC非公式日本語リファレンスを確認してみてください。
概要
最新バージョンの青ネジありは動作が違うみたいなので、電源周りだけ確認してみました。
検証に利用したM5StickC

左が最新バージョンの5V INとM5STICK・Cの帯が青いバージョンです。ネジが付いていて、5V INが青で判別できます。(ネジなしの5V INが青バージョンもごく少量ありますが、M5STICK・Cの帯は赤です)
右がその一つ前のバージョンで、赤のネジ付きです。現在国内流通で一番新しい在庫がこれのようでした。
perfect version?
I call this is perfect version C.
— M5Stack (@M5Stack) January 5, 2020
内部的にはperfect versionと呼ばれているようです。ただ、まだ新しいバージョンがでそうな気がします(笑)
M5Stack社はわりと製品仕様を変更してきます。そして変更点を教えてくれないので、自分で調べるしかありません、、、
ファクトリーテストについて
新型ファクトリーテスト動画に撮りました pic.twitter.com/PzoJMK2nz3
— たなかまさゆき (@tnkmasayuki) January 4, 2020
最初に電源を入れたときに動作するファクトリーテストが更新されていました!
まだこのバージョンのソースコードは公開されていないようです。
右ボタンのバグについて
BtnBを押した場合、消費電流が100mA程度増えるバグが存在していました。プルダウンで使っている抵抗値を間違えているみたいです。
青バージョンでは修正されているのが確認できました。このバグは定期的に治ったり、再発したりするので、今後のバージョンで再発する可能性があります。。。
とりあえず技適マーク付きのSH200Qと、5V INが青バージョンは修正されているのが確認されています。動作的には問題がありませんので、バグ該当バージョンでの動作に問題はありません。ただし消費電流が多いのと、抵抗値の定格を超えている気がするので、ボタンを常に押すなどの操作は控えたほうがよさそうです。
電源管理について
上のTwitterでも報告されていましたが、電源OFFだと5V OUTへの電源出力がなくなっていました。
ネジ青バージョン | ネジ赤バージョン | |
電源ON:5V OUT | 5V | 5V |
電源ON:BAT | バッテリー電圧 | バッテリー電圧 |
電源ON:3V3 | 3.3V | 3.3V |
電源ON:GROVE VCC | 5V | 5V |
電源OFF:5V OUT | – | バッテリー電圧 |
電源OFF:BAT | バッテリー電圧 | バッテリー電圧 |
電源OFF:3V3 | – | – |
電源OFF:GROVE VCC | – | バッテリー電圧 |
電源OFFのときに5V OUTとGROVE VCCに出力されていた、バッテリー電圧が出力されなくなりました。
これで外部に接続した装置に電源OFFなのに、電源を取られることがなくなりました。M5StickCの電源と連動して動かすことができるようになったので、便利だと思います。
とはいえ、まだまだネジ青バージョンが普及していないので、外部に接続して電源連動をしたい場合には、連動していないM5StickCもあることを考慮しておいてください。
まとめ
RTCの表記も増えているので、どんどん裏側の表記が小さくなってきています、、、
この手のバージョン差異を公表してくれると嬉しいのですが、サイレントに更新されていて、最新バージョンが欲しくても過去の在庫をランダムで送付しているので、ガチャ状態で買う必要があります。
国内在庫に最新バージョンが入ってくれば、目でみて選べるんですけれどね。とはいえ、在庫の回転は非常に早そうなので、もうちょっとしたら全部ネジ付きになるかな。
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