概要
なんとなくサービスを作ってみようと思ったので、いろいろ検討をして新規サービスを作ってみようと思います。今回作成するのはIoT向けのデータ収集サービスとなります。似たようなものはいろいろありますが、無登録で気軽に使えるものを目指しました。
サービス内容の確定
上記でGoogleスプレッドシートにデータを登録してみましたが、実運用をするためにはいろいろ準備が必要で、IoTっぽいものを試してみたいだけにはちょっと大げさに思えました。HTTPSが必要なのもちょっと面倒なポイントになります。
書籍ではAmbientを利用させていただきましたが、登録が若干面倒です。実運用までするのであればAmbientかGoogleスプレッドシートが便利ですが、もっと適当なサービスを作ってみたいと思います。
- ユーザー登録なし
- HTTPSもしくはHTTPでGETにて投げるだけでデータ登録
- 簡易グラフ、簡易一覧表示機能
- データダウンロード可能
上記のコンセプトにしてみました。長期運用はまずは考えません。
動作環境の選定
課金形式
まず課金形態として無償と有償がありますが、現状ほぼ無償で安定して動く環境はないと思います。
たとえば技適検索サイト(https://giteki.lang-ship.com/)ではOracle Cloud Infrastructure(OCI)のAlways Freeサービスを使わせてもらっていましたが、無償の場合にはサービスレベルが非常に低くなっています。サーバーが数日間ダウンしていてもAlways Freeの場合には障害情報とかはありません。短時間の通信エラーも頻繁に発生していたりもしました。
有償環境で探すとAWSのような従量課金と、レンタルサーバーのような固定料金があります。個人的に従量課金は予算設定が面倒なので利用しない方針です。今のところ利用者が増えても収入は増えないので従量課金の環境を使って、個人サービスを公開するのは結構なリスクだと思っています。
レンタルサーバーの選定
レンタルサーバーの場合には利用できるディスク容量と、データベースなどのサービスにより価格差があります。今回はPHPが動くレンタルサーバーで、なるべく容量単価が安いもので選定してみました。
サーバー | プラン | 月額 | 年額 | ディスク | Gあたり単価 |
---|---|---|---|---|---|
XServer | スタンダード | 1,100 | 13,200 | 500G | 2.20 |
ロリポップ | エコノミー | 198 | 2,376 | 120G | 1.65 |
ロリポップ | ライト | 495 | 5,940 | 350G | 1.41 |
ロリポップ | スタンダード | 847 | 10,164 | 450G | 1.88 |
さくら | ライト | 165 | 1,980 | 100G | 1.65 |
さくら | スタンダード | 550 | 6,600 | 300G | 1.83 |
XREA | XREA Plus | 251 | 3,010 | 200G | 1.25 |
Value Domain | エコ | 220 | 2,644 | 200G | 1.10 |
Value Domain | スタンダード | 440 | 5,275 | 400G | 1.10 |
CORESERVER | CORE-MINI | 264 | 3,168 | 250G | 1.06 |
CORESERVER | CORE-A | 528 | 6,336 | 500G | 1.06 |
CORESERVER | CORE-B | 1,056 | 12,672 | 700G | 1.51 |
CORESERVER | CORE-X | 528 | 6,336 | 500G | 1.06 |
CORESERVER | CORE-Y | 858 | 10,296 | 700G | 1.23 |
ざっくりと1年契約で月1,000円以下ぐらいで使えるものをリストアップしました。CORESERVERが容量単価だとかなり安いですね。
CORE-AとCORE-Xは同じ価格で、同じ容量なのですがCORE-Xには無料ドメインがついてきます。一度設定すると後で変更できないのですがかなりお得です。XServerも単価が少し高く見えるのですが2つまで無料でドメインを取得できるのでそこを加味するともう少し単価は下がります。
実はこのブログはCORE-Xで動いていて、スペック的にはまだ余裕があるのですが新サービスはどんな負荷があるかわからないので、別環境を準備する予定です。新サービスがアタックされると同じ環境にあるブログなども停止させられる可能性が高く、止めたく無いサービスと止めてもよいサービスで環境を分離するのが安全ですね。
サービス内容の検討
コンセプトは決めましたが、サービス名やドメインなどを決定する必要があります。いろいろ考えた結果、新規ドメインでかっこいいものを思いつかなかったため、まずはサブドメインでスタートしたいと思います。
レンタルサーバーについているドメイン無料特典は非公開の個人ドメインの維持に使う予定です。サービス名も「Lang-ship DataStore」となんのひねりもない名前に決めました。
まとめ
次回はローカル環境で動くサンプルコードはすでにあるので、環境を契約してデプロイをする環境を整えてサービスを公開したいと思います。
ついでに技適検索サイトも新サーバーに移転したいと思います。
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