概要
少し前に話題になった手持ちのデジタルルーペの新作が発売されていましたので購入してみました。結論からいうと500倍だと倍率が高すぎて使いにくいです。ルーペ的に使うのであればもう少し離して使えると便利なのですが、接写の距離でフォーカスが固定されているので少し使いにくいです。
製品
上記のショップで購入しました。2,500円前後だと思います。
価格は安いのですが、結構しっかりした箱に入っています。
200万画素でSDカードに写真と動画が取れるようになっています。
内容物は本体の他にケーブルとマニュアルになります。
なんと日本語マニュアルも入っています。
ストラップは最初からついています。ちなみに緑のテープがついていますがそのまま外れました。あれ保護用フィルムなかったです。
裏側です。下の部分は光学レンズになっていて、普通のルーペとしても使えます。カメラ部分を見た限りOV2640あたりを使っているようにも見えます。フォーカスは接着剤で固定されているので動かせませんでした。
電源をいれるとLEDライトが光ります。プラスとマイナスを長押しで3段階に調整できて、完全に消すことはできません。
撮影した画像
ベタ付けして平面になるところにフォーカスがあたりますので、手前にでっぱる実装部分はピントが合いません。
ライトを3から2に落としました。
1に落としました。ライトの明るさはデフォルトの3固定でもいいかな。
ルーペ的な距離だとこんな感じでフォーカスが合いません。
ちなみに撮影したのは下のボードの真ん中にある部品です。4.2mm角ぐらいのサイズでした。
ちなみに1倍、2倍、3倍、4倍と拡大ができるのですが画面上だけで保存された画像はすべて元データの1280x720のデータになりました。
0.5mmピッチのフットプリントです。横4mmぐらいが撮影範囲だと思われます。
印刷物とか完全平面でかなり小さい文字とかは得意です。
まとめ
んー、全般的にはあまりおすすめできない製品かもしれません。Type-Cコネクタとか0.5mmピッチのはんだ付けを手軽にチェックするのはいいかもしれません。
ちょっと追加でType-Cコネクタの部分を撮影してみました。若干私の端末はベタ付けよりも浮かしたほうがフォーカスがあっていましたのでなんとか実用範囲かな?
上記の数千円のマイクロスコープと同等の性能はあるのですが、フォーカスが固定なのがちょっと減点です。接着剤がなくて動かせれば使いやすい焦点距離に設定できるんですけれどね。
ただし、1万円前後ぐらいのマイクロスコープと比べると性能差はかなりあります。その上の数万円クラスになればHDMI出力があったりもします。ただ場所を取るのでちょっととしたときには使いにくい欠点があります。
現在は上記のようなカップルーペを使っているのですがデジタルルーペと併用してみたいと思います。
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