M5StickC 0.0.7のAXP192追加関数を調べてみた

Githubのソースは確認していましたが、リリースされたSDKで動作検証もしてみました。

最新版の詳細はM5StickC日本語リファレンスで確認してください。

追加関数

内部動作電圧取得 GetVapsData()

内部の動作している電圧を取得する関数です。あまり使うことはないと思いますが、この電圧が下がってくると、バッテリー残量少ないです。

電源ボタン取得 GetBtnPress()

電源ボタンの状態が取れるようになりました!
これで3ボタン使えるので、リモコン系を作るときには便利ですね。

ただし、ボタンの状態じゃなくって、1秒以下のクリックか、1秒以上ボタンを押していたってイベントだけ取得できます。

低電圧状態チェック GetWarningLeve()

APS電圧が約3.4V以下になっていると1が戻ってきます。低電圧になったら警告を出すなどの場合に利用します。

スリープ状態に移行 SetSleep()

CPUのスリープじゃなくって、画面とか外部装置のスリープです。電源ボタンを1秒以下でクリックすると復帰します。

未操作が続いたら画面を消すとかに使えるのかな?

ライトスリープ状態に移行 LightSleep()

内部でSetSleep()で外部装置をスリープしてからESP32のライトスリープ状態に入ります。タイマーをセットするとその秒数経過すると復帰します。

ただし、SetSleep()で電源ボタンを押すと画面だけ復帰して、CPUはスリープ状態のままなので、操作する人が混乱しないように設計したほうがいいと思います。

ディープスリープ状態に移行 DeepSleep()

こちらも、内部でSetSleep()で外部装置をスリープしてからESP32のディープスリープ状態に移行します。

こちらも電源ボタンを押すと画面が復帰しますが、ディープスリープタイマーが来ると再起動するので、使い方に気をつけましょう。

まとめ

使えるボタンが増えたのが非常に嬉しいです。日本語リファレンスはちょっとずつ更新していますが、まだまだ足りない項目がたくさん残っています。

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