M5Stack Kmeter Unit(U133)

概要

M5Stack社のK型熱電対温度センサーユニットを紹介したいと思います。なかなか気軽にArduinoに接続できる温度センサーユニットはなかったので期待していた商品です。

商品

上記の製品になります。

最近の製品なので袋入りになります。

中身はユニットとK型熱電対です。ただし付属のK型熱電対は-50°C〜250°Cになっています。250°C以上を計測する場合には別途購入をする必要があります。

秋月電子さんの場合には2種類あって、上の方は「高温に耐えられるのは先端部分だけです。先端のチューブ部分は燃えますが、測定に問題ありません。」と書いてあります。付属のプローブもおそらくは先端部分は大丈夫だと思いますが考慮して使ってください。

付属のプローブの精度をチェック。あまり差はなかったので、特別問題があるものではないと思います。ただし、ちょっと作りは安い感じのプローブになります。

接続はおしりの部分になります。足の長さが違いますので正しい向きにしかささらないようになっていると思います。

接続するとこんな状態になります。

本体には電源ランプがあり、チカチカ点滅しています。この点滅って測定にはあまり良くない影響な気がします。。。

手持ちのK型熱電対プローブをさそうとしたら、最後まで刺さりません。。。

確認したところ、足にカーブが入っていて奥向きか、手前向きかが逆でした。その影響でこんなことになっているようです。ちなみに秋月電子さんのプローブは写真でみたかぎりまっすぐなのでたぶん影響は受けないと思います。

スケッチ例を実行しました。これだとよくわからないですね。

グラフ描画のサンプルもあります。ただ、数値が安定しません。どうやらUSB接続をしていると電源からの影響を受けて数値がふらつくようです。

バッテリーで動かしたところ、数値はある程度安定しました。とはいえ少しまだ波打っている?

M5Stackだと画面が横になっていました。傾向としては同じで接続するパソコンや電源によって数値が安定しないようです。

まとめ

んー、期待していたよりはちょっと精度に不安があります。移動平均とかで少し精度を安定させたほうがいいのかもしれません。温度も少し高く表示されるようです。あまり絶対的なセンサーとして利用せずに、他の温度計とも確認しつつ利用することをおすすめします。

コメント

  1. Masami より:

    M5Stack用に2個買ってみました。付属の熱電対コネクタの1つは刺した後で取り外しに少し手こずりました。オメガ純正のコネクタ(足がフラット)は問題なく抜き刺し出来ました。室温で測ったところ、2個とも0.25度くらいの変動だったので、仕様通りのようです。同じ熱電対でYokogawaのハンドヘルド温度計と室温を比較するとK-Meterの方が約2度ほど高く出てました。熱電対だと室温での起電力(電圧)が低いので、これくらいは仕方ないかなと思います。

    • たなかまさゆき より:

      検証結果ありがとうございます!
      たぶんあまり低い温度帯で使うものじゃないんですよね

  2. やまやま より:

    1週間ほど前にkmeterを購入しました。
    しかし、M5Stickc-plusだとサンプルプログラムで動きません。
    良く調べるとM5stack用と記載があり困っていました。
    こららの記事でM5Stickc-plusで動作確認しておりますが、サンプルプログラムを
    公開できませんでしょうか。
    よろしくお願いします。

  3. やまやま より:

    UIFlowで動作確認できました。
    ただ、ambientに送信してデータを見える化したいのですができません(UIFlowを用いて)。
    やはりM5Stack専用なのでしょうか。
    こちらは、M5StickC-plusで動作検証を行っております。