概要
ATOMの回路図がないと探していたら、公式サイトにアップされていました。見たことがないGPIO34があったので、確認してみました。
回路図
上記公式サイトの下の方に回路図が掲載されています。自分で書いた図以外は利用はしない方針なので、直接確認してみてください。概念図的なものなので、回路的には細かいところが省略されているので注意してください。
GPIO34?
GPIO23に100Ωの抵抗経由でGPIO34に結線が伸びていました!
GPIO23は上側に出ているPINで、ADCには接続されていないGPIOですね。GPIO34は入力専用ですがADC1に接続されているGPIOです。
スケッチ例
void setup() { Serial.begin(115200); pinMode(34, ANALOG); } void loop() { Serial.printf("GPIO33:%d GPIO34:%d \n", analogRead(33), analogRead(34)); delay(100); }
結果

USB接続で安定化電源として使える上記機材から3Vの電圧を出力し、GPIO33とGPIO34に交互に接続し、出力をプロットしてみました。ほとんど同じ入力値で取れていますね。
PIN配置

こちらがATOMの裏側のPIN配置図になります。GPIO23は34と共存しています。M5StickC Plusでもこんな感じになっていたので、ATOMで実験済みだったんですね。
GPIO | I/O | ADC | DAC | タッチ | Lite | Matrix | Echo |
GPIO22 | I/O | DataOut | |||||
GPIO19 | I/O | BCLK | |||||
GPIO23 | I/O | DataIn | |||||
GPIO34 | I | ADC1 | DataIn | ||||
GPIO33 | I/O | ADC1 | ○ | LRCK | |||
GPIO21 | I/O | SCL | |||||
GPIO25 | I/O | ADC2 | ○ | SDA |
こんな感じになりました。GPIO23と34はEchoでも接続されていました。しかしながらEchoはDataInに割り当てられているので、他の用途で使うのは好ましくありませんのでご注意ください。
まとめ
当たり前ですが、ちゃんと使えましたね。ADCがあと1ch欲しいのにってときに使ってみてはいかがでしょうか?
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