概要
春に引き続き秋のM5Stackイベントにも参加しました。もう秋なんですね、、、
イベントページ

上記にタイムテープやTLなどの資料がリンクされています。
公式まとめ
上記にて動画が公開されています!

上記のTogetterが当日のライブ感がわかると思います。
会場

大崎のNBF大崎ビル(旧ソニーシティ大崎)にあるソニー社内用コワーキングスペースである「BRIDGE TERMINAL」で開催されました。
ここはすごくって、3Dプリンターはもちろんいろいろな加工機械が揃っています。

材料なども自由に使える状態で準備されているようでした。ソニーグループの人が羨ましい!
ちなみに会場は毎回なるべくいろいろな会社から借りるようにしているようです。とはいえ100名以上のイベントを開催できる場所ってあまりないですよね。。。なので会場を貸してくれる場所を募集中とのことでした。

この会場の特徴としては、窓の外の夜景です。大崎駅前のキラキラした夜景が見えます。
会場説明

最初のセッションは会場を貸してくれたBRIDGE TERMINALの説明です。

最初は高い3Dプリンターを購入したのですが、壊れて数十万円修理でかかるのであれば色々な3Dプリンタが買えるよねと方針を変えたとのこと。

いろいろな機材がありますが、圧倒的に3Dプリンタの比率が多いです。この施設はソニーグループ向けであり、本当にいろいろな会社の人が利用しているみたいでした。
Jimmyさん

この会場の注意点としては、舞台が畳なので土足厳禁です。

M5Stackも8年経過して大きく育ちました的な話があり、新製品の説明があるのかなと思ったらそのまま終わりました。春は時間超過しすぎたので、少し調整したのかな?
らびやんさん

予定ではElephant RoboticsでしたがらびやんさんのパソコンでのM5Unified活用。実機と同じコードをパソコンを使っても動かすことで、画面や音の調整を素早く実施可能です。
ブレイクポイントも利用できるので、まずはパソコン上で基本的な画面を作ってから実機上での確認という手順にすることでサクサク開発することができそうでした。
構築手順は上記に書いてあるそうです。

画面サイズなどもiniファイルで指定できるのでかなり便利ですね。ただし、現状0.1.10バージョンはパソコンでのビルドにエラーがでるんで、最新masterブランチを利用する必要があるとのことでした。
Elephant Robotics

M5Stackと同じ時期にスタートアップしたElephant Robotics。しかしM5のことは師匠と思っているとのこと。

大学院はメルボルン大学で、当時アルバイトとして中華料理店のグラフィックデザインもしていたとのこと。

働くロボットと、働かないペットロボットの2種類を展開している。

最近はAIと組み合わせるときに利用するロボットアームでの採用も増えている。

ペットロボットは最初会場の会社の犬型ロボに近いものであった。しかしながらまったく売れない。どうしても本物に似たロボットは本物には勝てない。そこでかわいいの部分だけ抽出してみたら売れたとのこと。
これ以外にもいろいろなここでしか聞けないような話がありました。ぜひ動画が公開されたら全体をじっくりと見てもらいたいと思います。
LT1 ESP32でのUSB HOST開発
一発目は私の発表でした。
個人的には上記のUSB DACケーブルを使いたいのですが、なかなか時間がなくて手が出せていません。これが使えればESP32-S3系でマイクとスピーカーが非常に使いやすくなると思います。
作りかけのライブラリは上記です。

ちなみにLT登壇者にはM5Stackの工場で実際に利用している作業服をもらえました。
LT2 opnizのご紹介
2人目の田中さんである田中みそさんによるopnizの紹介です。Node.jsを使って開発できるフレームワークであり、ブラウザで入力したものがすぐに実機に反映されるすごい仕組みです。

気になった人は上記をチェックしてみてください。
LT3 スタックチャンではじめるスマートホーム?
いださんのスタックチャンをMatter対応するLTです。AIスタックチャンはAIスピーカーと同じような技術が必要なのでホームデバイスとの親和性が高いです。
スタックチャンはかわいいですね!
いださんによる解説記事がでていました。
LT4 スタックチャンでビジネスしたい!

よしかいしょうたさんの発表。

スタックチャンをみんなで盛り上げていって市場が作れればいいですよね。
スライドは公開されていないのかな?
LT5 M5Stackを楽器に?! KANTAN Play 計画
今回注目のLTです。

豪華メンバーで新プロジェクトが開始されます。

いろいろ試していたら2ヶ月でプロトタイプができた!

スマホでボタンを押すだけで誰でも簡単に演奏ができます。本当はインスタコードも使う予定だったみたいですが両者とも相方が持ってくるだろうと忘れる!

みんなで演奏会をする予定だったのですが、会場のドコモ電波が悪くてまったくダウンロードが進みません!
このURLで試すことができます!

クラウドファンディングのページもあります。
LT6 ちょっと待てぃ!!ボタン
のびすけさんのハイコンテキストLT。完成度が高すぎて真似すると火傷するのでご注意ください。可能であればスライドを見る前に動画をみたほうがいいと思います。
LT7 みんな大好きM5Stack みんなで作ろうオレオレモジュール
最近モジュールを作る人が減ってきていますが、昔から作っている人によくある、あるあるネタです。最近はユニットでも本家から出る事が多いですよね。そして本家から似たのがでるのは名誉なことです!
そしてスタックチャンの生みの親であるししかわさんが在籍するアールティと気になるコラボ企画も進んでいるようです。
LT8 ATOM Mate for toioの変わりダネ事例
三人目の田中さん登場!
こんな感じでスタックチャンっぽいtoioも作れるみたいです!
LT9 ATOM BabiesとUIFlow Custom Block Generatorと私
UIFlow 2.0といえばさいとてつやさんですね。UIFlowはカスタムブロックを作れるのですが、非常に使い勝手が悪いです。
エディタも使いにくいので他で編集をして貼り付けるだけになったりとしていたのを自作の変換アプリを作って差分管理できるようにしてあります!
本当は自作ブロックのレポジトリをM5Stackが準備して、名前とバージョン指定するだけで読み込めるようになれば便利なんですよね。
交流会

時間がなかったので途中で返ってしまいましたが、今話題のあの作品などをみることができました!
まとめ
非常に楽しいイベントでした。定期的にM5Stackのイベントは実施していますが、JIMMYさんが来日したタイミングのM5 Japan Tourばかりなので、通常のM5Stackユーザーミーティングも定期的な開催があるといいかもしれませんね。
機会があればみなさんもLTに登壇したり、現地にて参加してみるのをおすすめします。人数が多いので知り合いとかがいなくても大丈夫ですし、ほんわかしたイベントとなっています!
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