概要
いままで安いハンダゴテを使い続けてきましたが、やっぱりちゃんとしたのを使おうと定番のFX600を購入してみました。
FX600とは?
日本のはんだごてメーカーである白光の家庭用向けのハンダゴテです。これより高いハンダゴテはステーションタイプなので、主に業務用になります。
購入物

この他にもハンダとかも購入しましたが、白光のはこんな感じです。
キャップキット
今回はキャップキットも購入しました。しまうときにキャップがあると便利ですよね。これは最初からついているネジを外して、キャップ用のアダプタを付けるタイプになります。
いままでは、コテカバーを使っていました。こちらはどんなハンダゴテでも使えて安いのですが、見た目はいまいちです。今回は専用品があったので、専用キャップにしてみました。
コテ先

標準では下にある鉛筆型が付属しているのですが、使いにくいので他のものに交換したほうがよいと思います。
定番のC2を購入してみました。写真上に写っているやつです。しかしながら、これで0.5mmピッチとか、3列に並んでいるピンヘッダのはんだ付けは無理って思って使っていません。普通のはんだ付けだったらC2とかC3の小手先が使いやすいはずです。。。
結局使い慣れているD1.2を使ってみました。マイナスドライバー型で、先端が1.2mmの幅になっているものです。
ケミカルペースト
コテ先のメンテナンス用のペーストみたいです。まだほぼ新品のコテ先なので未使用です。
ラテックスクリーナー
写真には写っていませんが、ラテックスクリーナーも購入してみました。アルコールで拭いてもなかなかラテックスってきれいにならないですよね。定番はスプレータイプですが、まずは刷毛で塗るタイプにしてみました。
んー、きれいになるけれど思ったよりラテックスをきれいにするのは大変だ。。。表面実装で細かい基板はスプレータイプの方が楽かもしれませんね。
使ってみた

こんな感じで実装をしてみました。
ハンダゴテの温度上昇
とりあえずコテ先の温度上昇を、テスターに温度レンジで計測してみます。
とりあえず、コテの温度は350℃弱に設定して実測。今まで使っていたコテは秒間1℃ぐらいの上昇でしたが、秒間10℃ぐらい上がっていきます。圧倒的に違う火力ですね。そして320℃ぐらいで停止。ちゃんと設定温度になったら加熱が停止していますね。
しかし設定したのは345℃ぐらいですが、テスターでは320℃ぐらい、、、実際のところテスターは300℃までのスペックなのでどちらが正しいのかはわかりません。コテ先とセンサーの接触が悪いと温度下がってしまいますし、、、
続いて実装
んー、いままでも白光のD1.2のコテ先を使っていたので、特別差はない。。。温度上昇が早いので、大量のピンヘッダを実装する場合などは、熱量不足を感じないですが表面実装などをするときなどはあまり差は感じません。
ただ、使わないでコテ台に置いておいても一定以上高温にならないので、コテ先が劣化しにくいと思います。いままで使っていたのは熱の上昇が遅いので連続で使うと熱量不足。コテ台に置いておくと高温になりすぎてコテ先が劣化しやすかったです。
つまり、適切な温度帯の場合にはあまり差はないかな。つまり高い道具を使っても、下手な人はそれなりに下手なままでした。。。もう少し特訓せねば!
まとめ
温度上昇が早いので、快適に使えるハンダゴテです。熱量不足などでのミスはかなり減ると思いますし、高温になりすぎてコテ先がだめになることも減ると思います。
ただし、いい道具を使えば急にうまくなるってものではないので、ちゃんとした道具を使って練習が必要です。ストレスなく使える道具で、それほど高いってものではないのでおすすめします。
たぶん、千円前後の中華ハンダゴテもコテ先を白光に変更すれば、普通には使えるってことだと思います。主にセラミックヒーターになったのが主因かな。ニクロムヒーターのハンダゴテを使っている人は、最低でもセラミックヒーターのコテに買い替えましょう!
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