マイコンの種類
ESP8266系(Wi-fiのみ)
Wi-fiのみ利用できるマイコンです。海外ではESP32に比べて安いのでよく使われていますが、国内ではあまり値段差が無いのでESP32でいい気がします。
| ESP-WROOM-02 | 206-000519 | ESP8266の技適取得済みパッケージ |
| ESP-WROOM-02D | 201-171000 | ESP-WROOM-02の無線部分改良版 |
| ESP-WROOM-02U | 211-171104 | ESP-WROOM-02Dの外部アンテナ版 技適と同じアンテナを使わないと電波法違反になります |
無印とDはどっちを使ってもほとんど変わりませんが、どうせならESP-WROOM-02Dを利用したほうがいい気がしますが、あまり入手性がよくありません。Uは技適で使われているアンテナを準備するのが難しいと思うので、普通は使いません。
ESP32系(Wi-fi+Bluetooth)
| ESP-WROOM-32 | 211-161007 | ESP32の技適取得済みパッケージ |
| ESP-WROOM-32D | 211-171102 | 上記とほぼ変わりませんが内部のチップが違います |
| ESP32-WROOM-32U | 211-171103 | 外部アンテナバージョン 技適と同じアンテナを使わないと電波法違反になります |
| ESP32-SOLO-1 | 211-180105 | シングルコアバージョン 省電力向け以外では利用しない |
| ESP32-WROVER | 211-180613 | PSRAM8M搭載のESP32(初期型) |
| ESP32-WROVER-I | 211-180613 | 上記の外部アンテナバージョン 技適と同じアンテナを使わないと電波法違反になります |
| ESP32-WROVER-B | 211-180419 | ESP32-WROVERのチップ変更版 |
| ESP32-WROVER-IB | 211-180419 | 上記の外部アンテナバージョン 技適と同じアンテナを使わないと電波法違反になります |
| ESP32-PICO-D4 | 技適無し | 小型のESP32向けチップ パッケージとしての技適はありません |
通常用途はESP-WROOM-32D、省電力用途でESP32-SOLO-1、PSRAMが欲しかったらESP32-WROVER-Bを選びましょう。
PICOは今後増えてくると思いますが、パッケージでの技適が無いのでボートになった商品単位で技適を取得する必要があるので、技適取得済みかを確認してから利用する必要があります。
ボードの種類
ESP8266系
実際のところ、ESP8266で技適取得済みボードはほとんどありません。積極的に使う必要はないと思います。
ESP-WROOM-32系
ESP32-DevKitC型(38pin) 25.4mm
ESPシリーズの開発元であるEspressifが作ったリファレンスボード互換のタイプです。純正品はAmazonだと売っていませんが、秋月電子では取り扱っています。見分け方は左上のピンが3.3Vでその下がENのピンになっています。
横幅が大きいので、普通のブレッドボードにさすと、片側のピンに空きがなくなってアクセスできません。
この先、ほとんど同じボードが何個も登場するのは、ピンレイアウトとサイズが違うからです。その結果ESP32はシールドがほとんど発売されていません。Groveシールドを一番右側に追加してありますが、このシールドはサイズ別に3種類作られています!
ESP32-DevKitC型(38pin) 22.86mm
ESP32-DevKitCより横幅が狭いボードです。見分け方はESP32のチップの左右に隙間があるかないかの差になります。横幅が1ピン分減っているので、ブレッドボードにさして両側のピンにアクセスが可能です。
この形が日本だと一番流通しているかもしれません。Windowsだとリセットがうまくかからないことが多く、ENピンとGNDの間にコンデンサを追加する必要があります。
DOIT Esp32 DevKit型(36pin)
オリジナルはESP32-DevKitCから、通常利用しないピンを減らした36ピンですが、あまり商品を見ません。国内だとほぼ取り扱いがないはずです。
DOIT Esp32 DevKitショート型(30pin)
海外製の安い開発ボードはこのタイプになります。DOITを元にして、さらに通常利用しないピンを減らしています。見分け方は左上のピンがENになっています。このボードはWindowsだとリセットがうまくかからないことが多く、ENピンとGNDの間にコンデンサを追加する必要があります。
最近はDevKitC型の値段が下がってきているので、DOIT型を選ぶ利点は少ないかもしれません。
Arduino UNO型(32pin)
Arduino UNOと同じシールドを使える利点がありますが、あまりメジャーではないと思います。
ESP32-WROVER型
PSRAMを使うことがないのであれば普通のESP32ボードを使ったほうがいいと思います。PSRAM以外でもSDカードや、外部接続のメモリなどありますので、普通のボードで困ってから手を出したほうがいいと思います。
カメラ付きのボードは便利そうですが、外部へのピンが少ないので用途が限定されているので注意してください。
M5stack型
ESP32に液晶画面とボタンをつけたボードで、積み重ねることで機能追加することができるボードです。バッテリーなどもあるので、割高に思えますが、ちょっとしたことを開発するのにはオールインワンで最終的に安くなる場合もあります。
M5stackはESP-WROOM-32などのパッケージを利用するのではなく、M5Stack-COREとして技適を取得しています。
ESP32-PICO-D4
ESP32-PICO-D4はアンテナを含めたパッケージではなく、小型のチップのみですので商品別に技適を取る必要があります。現在のところESP32-PICO-KITとM5StickCが技適を取得していますが、まだ国内正規流通は無いようです。
(2019/06/04)スイッチサイエンスさんでM5StickCの取扱が始まりました。
https://www.switch-science.com/catalog/5517/
購入場所
スイッチサイエンス
無線系のマイコンを購入する場合には、一番安心できるお店です。技適を取得していない商品は基本的には置いていないか、委託品などの場合警告文章が書かれています。
品揃え的に偏りがあるので、汎用部品は他の店の方が安かったり、取り扱っていないものなどがあります。
秋月電子通商
一番有名な電子部品の通販サイトです。技適取得していない製品なども取り扱っていますので、日本国内で利用できるかは確かめてから購入しましょう。
Amazon
実際のところ、圧倒的に配送が早いので急いでいるときにはAmazonで購入することが多いです。商品は外国製の安いものも取り扱っているので、上記2つの国内正式流通品より安い場合もあります。
反面日本で使えないものも大量に販売しているので注意してください。またAmazon Prime配送でない商品は中国から郵便で届くことがあり、2週間以上かかるので注意してください。
Aliexpress.com

中国大手の通販サイトです。あらゆるものを取り扱っていますが、アメリカなどの企業の商品や、大手メーカーの商品は手薄いです。
非常に安く買えますが、届くまでに2週間以上かかるので、すぐに使わないものを頼むことになります。その結果余計なものを大量に買って、忘れたころに届くようになります。。。



























































































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