デバイスのリモート監視のESP Insightsをためす

概要

結構昔に発表されていましたが、使ったことがなかった気がしましたので検証してみました。デバイスの状況をリモート監視して、リブートした際の情報などを収集することができます。

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ESP Insights
ESP Insights is a remote diagnostics solution to monitor the health of ESP devices in the field. It allows developers to...

上記がトップページになります。

右上のログインからダッシュボードにはいります。アカウントがない人は作ってください。アカウント自体はAWS連携とかが可能なESP RainMakerと共通でした。

認証キー作成

デバイス単位で認証キーを作成します。

思っていたのより長い認証キーができました。

コード

https://github.com/espressif/arduino-esp32/tree/master/libraries/Insights/examples/DiagnosticsSmokeTest

スケッチ例から上記の「DiagnosticsSmokeTest」を開きます。変更するのは認証キーとWi-Fi関連のSSIDとKEYになります。

このスケッチ例はランダムにクラッシュしたり、警告をあげたりするサンプルのようです。もう一つスケッチ例がありますが、そちらは接続するだけでなにもしませんので、こちらだけ確認すれば問題なさそうです。

実行する

'C:\Users\tanaka\AppData\Local\Arduino15\packages\esp32_2.0.6\hardware\esp32\2.0.6/tools/gen_insights_package.exe' �́A�����R�}���h�܂��͊O���R�}���h�A
����”\�ȃv���O�����܂��̓o�b�` �t�@�C���Ƃ��ĔF������Ă��܂���B

エラーがでて実行できません。

Fix gen_insights_package.py missing on release by me-no-dev · Pull Request #7650 · espressif/arduino-esp32
Fixes: #7649

上記で修正されているのですが、2.0.6のリリースでこの実行ファイルを入れ忘れているようです。。。

https://github.com/espressif/arduino-esp32/blob/master/tools/gen_insights_package.exe

このファイルをダウンロードして、自分で入れるか2.0.7のリリースを待ちましょう。

気を取り直して実行

なにやら追加されています。

ノードレポートはイベント情報ですね。気をつけないといけないのは時間の範囲指定の終了が微妙な時間に設定されていて、最新データをみることができません。未来時刻などに設定して最新データを表示するようにしたほうがいいと思います。

おー、メトリックスではなにやらちゃんとデータが取得できています。variablesは主にWi-Fi関連の情報がみえて、Tagは複数のデバイスをフィルタリングするときに使うっぽいです。

まとめ

本当は動いているファームウエアのELFファイルなどもアップロードしておくことで、クラッシュログなどで紐づけて管理することができるみたいです。

中身的には仕事向けな感じなのでESP-IDFでスマートホームとかのファームウエア開発している人向けっぽいですね。本当はAWS連携をするESP RainMakerと組み合わせて使うのがおすすめなのかな?

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