Bluetoothの商用利用についての注意点

概要

このブログはあまりBluetoothについて取り扱っていませんが、ちょっとしたネックがあるからと、取り扱いが難しいからです。とくに商用利用するときにはBluetooth認証が必要になるので注意してください。

Bluetooth認証とは?

ざっくりいうとBluetoothは商標とか特許に守られている技術になります。ただし、個人的に利用することや、試作など営利活動以外ではわりと自由に使っていい技術となります。

また、Bluetoothは相互接続ができるかの試験があり、その試験に合格するとBluetoothマークなどを製品に表示していいルールなどもあります。表示しなければ試験しなくてもいいかといわれるとだめなので、商品を販売するときには必ず必要な作業となります。

技適との違い

技適は日本のみの法律となります。アメリカだとFCCですね。Bluetooth認証は全世界で利用できるBluetoothの相互接続試験に合格している印となります。技適は電波法で禁止されていない電波を出さないことを確認しているだけであり、Bluetoothとして正しい通信をしているかは関係ありません。

どんなときに必要なの?

最終的には専門家に相談する必要がありますが、個人や金銭授受がない試作には必要ないみたいです。製品を販売するときや、試作でも対価をもらって商売の一部と認められたら認証を受ける必要があります。

何をすればいいの?

Bluetooth認証を受けてからの最終製品登録(EPL登録)が必要となります。詳しいことは専門家に確認が必要ですが、モジュールを利用してもこの最終製品登録は必要です。最終製品登録済みの製品を自社ブランド名で販売しようとしても必要になります。

Bluetooth認証済みのモジュールを利用する場合には比較的試験が省略可能なようです。ブランド単位で登録する必要があるので同じ製品でも再登録が必要ですが、試験はほぼ省略できるようです。

いくらかかるの?

登録自体の手数料が1万ドル弱なので150万円として、いろいろ手続きや試験が必要なので200万円前後はかかりそうな気がします。使っているモジュールなどによりかなり左右されそうです。

問題は数台でも数万台でも同じ価格なので小ロットの製品だとかなりの負担になります。

開発ボードは?

たとえばESP32などを搭載した開発ボードはBluetoothを利用可能ですが、それ自体が最終製品扱いはされていないはずです。そのボードにBluetoothを利用したファームウエアを搭載して販売すると最終製品扱いになる気がします。

つまりESP32ボードでLINE Beaconなどを作って、社内で使う分にはOKですが、それを販売しようとするとたぶん製品扱いになります。

受託でESP32とかでBluetoothを利用するアプリケーションを作って、ファームウエアを転送済みのデバイスを納品するとかはかなりグレーな気がします。このへんは個人で判断できないところなので専門家か、Bluetooth認証を統括しているBluetooth SIGなどに確認する必要があると思います。

まとめ

Bluetoothは比較的ライセンスがゆるいですが、商用利用しようとすると登録が必要で結構なお金がかかります。完全個人の場合には問題がありませんが、PoCなどの場合で将来的に販売する計画があるのであれば最初から専門家に相談しつつ計画したほうが安全だと思います。

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