SDカードについての注意事項

概要

SDカードについても注意事項を書いていきたいと思います。そもそもなのですが、SDカードを使うのにはライセンス締結が必要があり、無断で利用することができません。

ライセンス費用を誰が払うの?

最終利用者か、SDカードを搭載しているモジュールや機材などの販売者です。最終的に誰かが払っていれば問題ありません。

たとえばSONYのSPRESENSE拡張ボードなどはSDカードとかかれているのでライセンスを受けていると思います。

ただ多くの電子工作などで利用される開発ボードなどはSDカードの正規ライセンスを持っていません。そのため、そのボードを使ってSDカードにアクセスする場合には自分でライセンスを取得する必要があります。

基本的にTFカードと書かれている開発ボードはすべてライセンスを取得していないはずです。

Espressif公式ESP32-LyraTオープンソース音声オーディオWiFi Bluetooth開発ボード、タッチ式物理ボタンサポートPTZ
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Espressif公式ESP32-LyraTオープンソース音声オーディオWiFi Bluetooth開発ボード、タッチ式物理ボタンサポートPTZ

ちなみにEspressif公式ボードとかにSDカードスロットが搭載していて、SPIではない4ビットモードとかでアクセスできますがたぶん公式ライセンス持っていません。

SPIだったらいいの?

本来SDは高速通信用の接続方法の他に、互換性用に古いSPI接続もサポートしています。基本的にはSPI接続であってもライセンスは本来必要なようです。

ライセンス取得社の一覧

上記のAll Membersを参考にしてください。

ライセンス取得方法

上記が公式情報です。研究開発段階での利用はなんと年間$1,000でいいそうです。

ちなみに会員になるのには年間にゼネラルメンバーが$2,500、エグゼクティブメンバーで$4,500必要となります。

その他に機材を販売する場合にはHALAの会員になる必要もあって、年間$5,000になります。

まとめ

SDカードを使う機材を使う場合には誰かがライセンス締結をしている必要があります。TFカードと書いてある機材はライセンス締結をしていません。SDカードと書いてあっても締結しているかはわかりません。

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個人でSDカードリーダーモジュールを使ってArduinoで読み込むときにも、本来は研究開発用のライセンスで年間$1,000が必要となります。。。

追記

追加で情報をいただきましたので追記します。

簡易版SD規格仕様書(English)がダウンロード可能です。英文しかないのですが、ファイルダウンロードするときに規約が表示されます。

その中で簡易仕様を利用する場合に何があっても責任を取らないよという免責事項。名前やロゴなどの商標的なことは使えないよという事項。簡易仕様を利用するときのライセンスについては必要とも必要でもないとも表明しないと書いてありそうですが、気になる人は原文をみなさんみてみてください。

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