概要
MicroPythonの書籍が販売されていましたので購入してみました。思ったより突っ込んだ内容でかなり充実していました。
書籍
上記の書籍になります。著者はInterface誌で有名な宮田賢一さんと角史生さんでした。
MicroPythonプログラミング・ガイドブック
CQ出版社が運営するWebショップ.電子技術やアマチュア無線関係の雑誌・書籍を販売しています.
出版社のページはこちらです。電子版がほしい場合には、、、ここにはリンクがないですね。
MicroPythonプログラミング・ガイドブック【PDF版】
MicroPythonは,マイコンを搭載する組み込み機器向けにチューニングされたPythonです.Python3と高い互換性を持ち,マイコンに慣れていない初心者でも開発しやすいという特徴を持ちます.OSの支援無しに動作するので,マイコンが持...
上記のサイトからだと電子版のPDFが購入できます。
感想
最初にMicroPythonの概要と、利用できるボードの紹介をしてからThonnyというエディタを利用して開発環境の構築をしています。
思ったよりMicroPython自体をじっくりと解説していました。ただし完全な初心者向けでもなく、後半はかなり難易度が高かったと思います。もう少し初心者向けかと思っていたのですが、かなり硬派な本だったのでびっくりしています。
そしてMicroPythonを使うとハードウエアの差はあまり意識しなくてもよいのですが、そうはいっても機種に依存する部分があるので書くのは大変そうです。最後の部分はESP32に特化した内容になっていましたが、本家ESP-IDFなどではサポート外になっているホールセンサーなどが残っているのがMicroPythonの特徴ですね。なにげにMicroPythonの実装はきれいなので、Arduinoなどでも構造を理解するのにはMicroPythonが便利なときもあります。
個人的には少し前のバージョンアップで利用できるようになった赤外線関連の機能があるとよかったのですがなかったです。フォーマットがたくさんあるので大変なんですよね。。。
MicroPythonの情報は少ないので非常におすすめの書籍になります。
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