概要
M5StackにはLEGOのテクニック用の固定穴が空いています。さらにLEGO自体を三脚に固定する方法を調べてみました。タップを使って三脚用のネジ穴を切って、固定しています。
先人の事例
- LEGO® Case adapter for Tripod(aki’s STOCKTAKING)
おー、すごい。LEGOブロックのテクニックの穴にタップを使って直接ネジを切っていますね。。。この固定方法は使いやすそうです。さっそく実践してみたいと思います。
必要な道具
タップは安いものはトラブルになることがあるので、日本メーカーのものにしました。とはいってもそんなに高くはないですよね。タップだけだと使いにくいので、タップ用のハンドルも一緒に購入しました。

こんな感じのものが届きました。

こんな感じで組み立てます。

垂直に当てつつ、ねじねじしていきます。ちょっと締めたら戻すを繰り返しながらネジを切っていきます。

切れました。プラなので結構かんたんにきれいにネジが切れていますね。

こんな感じでゴミがでるのでゴミ箱が必要ですね。

そのへんにあった三脚穴の台に固定してみました。

裏側です。しっかり固定されていますね。
LEGOブロックについて
私は上記で購入した互換LEGOブロックを利用しています。
オープンセンター
今回利用したのはオープンセンターと呼ばれるパーツです。上記だと純正パーツを単品売りしています。これ以外にもピン穴と呼ばれるブロックであればネジを切ることは可能だと思います。
オープンセンターはAliExpressからも単品で購入可能ですが互換品で、値段もそこそこ高いです。いろいろなセット物を購入するか、50個セットであれば2千円以下で購入可能でした。
少量ほしいときにはおそらく国内サイトから純正を購入したほうがよいと思います。
さいとてつやさんから教えてもらいましたが、M5Stackのサーボキットにこのオープンセンターが同梱されているようです。
- Servo Kit 180‘(スイッチサイエンス)
- Servo Kit 360’(スイッチサイエンス)
三脚穴について
1/4インチのネジを使っています。通常W1/4と表示されている場合が多いようです。
上記のような長めのネジを使うと貫通させて使うこともできます。
単純なネジだけでも大丈夫そうですね。
あとは、上記のようなオスオスのネジもあります。
上記のようなチーズプレートとかに固定することで他のものにも固定しやすいかもしれません。
六角ボルト
東急ハンズに行ったところ、1/4インチのボルトがあったので購入してきました。

4本セットで110円でした。長さは12, 16, 20, 25, 32ミリとありましたが、ちょっと長めの25ミリにしてみました。

こんな感じで根本にはネジがありません。本当はタップでネジを切るときには大きめのドリルなどで面取りをするので、ここの部分にネジが無くても大丈夫ですが、今回面取りしていないので根本まではささらない気がします。

こんな感じになりました。やっぱり根本まで刺さっていませんね。手で回しているのでもっと本当は根本近くまでは固定できる気もします。この状態で16.5ミリぐらい先が出ていますね。

とりあえずカメラを固定してみました。この手のネジは角度の調整ができないのでカメラ側いっぱいにネジを入れてから、少し戻しつつ正面を向いたところでナットで固定する必要があります。下のスタンドもギザギザのある白い部品も同じ役目でナットみたいになっています。

カメラを取り外したところです。これぐらいの深さがカメラ側で必要でした。

さっきの状態だとボトルがグルグル回ってしまうので上記のようにフレームに固定したほうが安定するかもしれません。この固定方法だと長いと思えた25ミリでピッタリぐらいですね。
スタンド
防犯カメラとかで使うスタンドが比較的使いやすいです。これ以外にも100円ショップなどであるカメラ用などでも使えるものがたくさんあります。
クリップ式のものもあります。1/4インチと書かれているものであれば基本は使えるはずです。
いろんなアームがありますので組み合わせて使うと楽しそうですね。
まとめ
人生初のネジタップでしたがうまくネジを切ることができました。下穴いらずでネジを切れるので非常に便利です。ネジを適当に切ったオープンセンターは複数個持っていても便利かもしれませんね。
コメント