概要
電子負荷装置は15Wと35Wのを持っていましたが、もう少し大きいのが欲しくなったので購入してみました。
電子負荷装置とは?
上記が今持っている機材の説明ブロクですが電源とかの確認用に使う機材です。基本的には電気を熱に変換しつつ、電源の性能をテストします。
上記とかが一番使っているものですが、ソーラーパネルとか手回し発電のときにどれぐらいの電流が流れるのかを確認する場合に使います。たとえば0.5Aとかに設定して、実際に流したときに電圧が低下するかなどを確認します。
負荷を接続していない電源は電圧はわかりますが、どれだけ電流を流していいのかがわかりません。なので電子負荷装置は小さいのでいいので1つもっていると便利だと思います。
選び方
いろいろな電子負荷装置があるのですが、プロ用機材は高いです。
たとえば、RIGOLのだと150Wでも結構いい値段がします。
これ以外にも、上記のようなタイプがいまAliExpressだと主流です。結構安いものもあるのですが、パソコンとの接続がWi-Fiになっています。スマートフォンとかでも利用できて便利なのです技適がないので日本では使えません。
もう少し安いやつだと今度はパソコンと接続できないものになってしまいます。
購入物
- ZKETECH EBD-A20H DC Electronic Load/Battery Capacity & Discharge Tester/Power Supply Tester 30V 20A 200W(Seeed Studio)
購入したのはAliExpressからなのですが、一番わかりやすいSeeedさんのリンクをはっておきます。ちなみにアプリとかも公式サイトにありますが、Seeedさんから落としたほうがわかりやすいと思います。
電源内蔵で150WまでのEBC-A10Hと、外付けACアダプタを使う200WのZKETECH EBD-A20Hがあります。今回は200Wの方を購入してみました。ACアダプタはPSE付きのものに交換できますもんね。
Amazonでも販売していました。プライム配送じゃないので、Seeedさん経由の方が多分安いですね。私は大体1万円ぐらいかかりました。

こんな感じで届きました。このテープでぐるぐる巻になっているの久しぶりですね。人民テープと呼ばれますが、簡易的な防水効果とかもあるのかな?
箱は比較的きれいです!

中身はさらにプチプチにはいっていました。なのでダンボールは汎用品ですね。あとこのダンボールはすぐに捨てたほうがいいです。基本的に倉庫や輸送途中にダンボールに虫の卵がついていることがありますので、なるべく保存しないほうがおすすめです。

クッション材です。最初は膨らんでいない状態でものを中にいれてから空気をいれることで梱包材として機能するようになります。存在は知っていたのですが、はじめて使われているのを見ました。

中身です。本体の他にACアダプタ、USBシリアルケーブル、接続用の線、マニュアルが入っています。

付属のACアダプタは12V1Aのタイプでした。可能であればPSE対応のものに入れ替えたいですね。

本体裏側です。赤いのが電源ボタンで、その下に電源、シリアル端子になります。シリアル端子を特殊形状にしてしまったので、付属ケーブル以外はちょっと使いにくいです。

接続してみました。ケーブルは4本あるのですが、太い電流用のと細い電圧用のがあります。バナナプラグで接続している方が電圧用で、電流用は丸形裸圧着端子が使われています。ただこの線って200Wも流しちゃだめな太さだと思います。。。
大電流を計測する場合にはこの4線方式を使うみたいで、大電流を流しちゃうと電圧もズレちゃうのでなるべく個別に取ってくるほうがいいようです。簡易的に計測するのであれば電流用の2本だけ持ってきてから、機材側で電流の端子から電圧に接続する形になると思います。
使ってみる

手元にあったモバイルバッテリーに、USB電源を接続して電源を取り出しました。本体にもボタンがありますが、いきなり1Aを取り出そうとするので操作方法がよくわかりません。
最初からパソコンに接続して、本体の操作をアプリ経由でした方がいいと思います。

起動直後の画面です。右下にあるシリアルを選択してConnectをすれば接続されます。USBシリアルはPL2303ですので入っていない場合にはSeeedさんのページにアプリと一緒にあるので事前に追加する必要があります。

シングルテストのモードではStartで動かしてから、電流値などを変更してAdustボタンを押すことで反映されます。上記だと電流量を増やしたところ電圧が下がっていますね。電源側の問題なのですがあまり良くない動きです。たぶん単純に電線の抵抗値が大きいので、電流にともなって電圧が低下している動きと思われます。

Auto Testモードでは電流の初期値とステップ数を決めながら自動テストができます。今回はUSB電源側を0.5A制限をしていたので、0.5Aのところで電圧が落ちています。
まとめ
この機材は本体のみで触ってみると、まったく直感的な動きではないので使い物になりません。ただしパソコンと接続することによって非常に便利なツールとなりました。そしてTTLで接続しているだけなので、パソコン以外からでもかんたんに制御できそうですね。4ピンコネクタ探しておくか。。。
ものすごい便利な機材だと思うのですが、普通の人はこれ使わないですよね???
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