USBハンダゴテの温度キャリブレーション

概要

コテ先温度計を購入したところ、利用していたUSBハンダゴテで30度から50度ぐらい高い温度が表示されたので、いろいろ迷走していました。コテ先より本体側の問題だとわかったので温度調整の方法を考えてみました。

T12純正コテ先を購入

白光(HAKKO) こて先 2BC型 T12-BC2
白光(HAKKO)
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●コテ先名称:2BC型

まずは純正のコテ先を購入してみました。

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このT12型は上記によると先端にヒーターとセンサーが入っているようでした。

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結構複雑な構造ですね。

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コテ先販売ページには上記のFAQがありました。最初は温度が安定しないので380度から400度に一度温度をあげて、コテ先をハンダでコーティングしてから冷やすと温度が安定するようです。もしくは何日か使うと安定するとこのとでした。そして380度を超える温度だとコテ先のコーティングが劣化すると書いてあります。

上記の個人向けハンダゴテや900Mなどのコテ先は金属のみで、本体側にヒーターとセンサーが内蔵されています。そのためコテ先の価格も安くなっています。

購入したのは白光さん純正の2BCになります。

下が白光さんので、上がハンダゴテに付属していたものです。ほぼ見分けはつきませんね。

本体を250度に設定しました。

計測すると300度とやっぱりズレています。コテ先がおかしいのではなくて、本体がキャリブレーションされていなくて出荷されていると思われます。

使っているハンダゴテ本体は上記の新型と旧型両方になります。お互いに付属していたコテ先と純正品を入れ替えながら温度測定をしましたがコテ先同士での誤差は若干ありますが、本体側が50度ぐらい両方ともズレていました。

温度計を使わないキャリブレーション

コテ先温度計自体がどれだけの精度があるかわからないのと、普通は持っていないと思いますので温度計無しでそれなりの温度表示に調整する方法を考えてみました。

ハンダを準備する

いま使っているハンダです。左上に融点が書いてあります。183度から190度ですね。このハンダの融点を大体185度ぐらいと想定して、ハンダのキャリブレーションをしていきたいと思います。

最低温度の180度に設定する

このハンダゴテは最低温度が180度でした。それより下げると400度以上の最高温度になるのでちょっと怖い動きでした。

この状態でハンダが溶けるか確認します。溶けないのが正しいですが、たぶん溶けると思います。

ちなみに計測したら240度でした。。。

温度キャリブレーションをする

まずはハンダが溶けない温度まで下げます。私の場合にはACTに50をセットして溶けたので、最終的に70をセットしたところ溶けない温度になりました。

旧透明バージョンの場合

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販売ページに解説がありますが、透明なハンダゴテでは300度設定したときにコテ先温度を計測して350度だったらキャリブレーションに50をセットするとあります。

新黒バージョンの場合

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黒い新バージョンでは同じく300度設定をして、コテ先が350度のときには50をセットするとあります。。。しかしながら50をセットしたら更に温度があがったので-50をセットする必要がありました。

ハンダが溶ける温度まで本体温度を上げる

190度まであげるとハンダが若干溶けてきました。この温度だとゆっくりなんとか溶けるぐらいの温度になります。この温度が185度前後と推定してキャリブレーションの微調整をします。

現在ATCを70にセットしているので、-5して65に調整します。

ちなみに180度設定のときの測定値です。わりと近い温度になっていました。

330度ぐらいで使う

一般的には340度から350度ぐらいで使うことが多いと思いますが、少し温度を下げてつかってみたいと思います。熱量が足りないと感じたら上げる方向にしたいと思います。

ちなみに計測したら338度でした。わりと適温ですね。とはいえってもこのコテ先温度計が正しいかもわかりません。

何度か使ってからまた調整

基本は最低温度の180度ではハンダが溶けないはずです。183度以上に設定したときに溶けるぐらいの温度に定期的に調整するのがおすすめです。

まとめ

世代が違う2台とも50度近くの温度ずれがありましたので、意図して50度ぐらい高くなる初期値を設定して、個別のキャリブレーションはしていない可能性があります。あとセンサー自体も最初は不安定で少し使ってくると安定してくるようです。

そもそも設定例で50度もズレているので、ある程度わかっていて設定している可能性があります。温度が低くでるとクレームがきますが、高くても性能がいいなって感じますもんね。ただし、コテ先温度が上がりすぎるとコテ先のコーティングとかが劣化して、コテ先の寿命が縮まります。

デフォルト設定だと本体が350度で、380度以上あったのでコテ先にはダメージがあると思います。

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