概要
ついに購入してしまいました。ユニットの中で一番高いサーマルカメラユニットです。
商品
- M5Stack用ミニサーマルカメラユニット(スイッチサイエンス)
- Thermal Camera Unit (MLX90640)(公式ストア)

外見は普通のユニットです。コネクタが赤なのでI2C接続ですね。

-40度から300度まで測定できるとあります。センサーは32ピクセル×24ピクセルとあります。この手のは赤外線アレイセンサーと呼ばれ、1点だけ測定できるものから、複数の点を測定できるものまであります。
安いものはエアコンなどで人がいる場所を測定するのに使われていたりしますが、この画素数になるとセンサーだけで6千円ぐらいします。コロナ騒ぎで、この手の温度計っぽく使えるセンサーは品薄になっていますのでスイッチサイエンスさんでは長らく欠品です。本家ストアには最近やっと入荷したみたいです。

裏側は普通のカメラみたいに見えます。このセンサーだけみたらこんなに高いとは思わないですよね。
スケッチ
こちらのスケッチ例はM5Stackにしかまだ入っていないようです。M5Stack Core2などでも動かすことはできましたがあまり数がでているユニットではないので、使うのが面倒な感じです。
UIFlowでも現在は利用できませんが、ブロックは増えていたのでもう少ししたら使えるようになりそうな感じでした。

ちなみにこんな感じの画面になります。これはM5Stack.hからM5Lite.hに書き換えて、M5Liteで対応していないpowerOFF()を消した状態で動かしてスクリーンショットコマンドでSDに保存しました。
M5Stack Core2でも動きましたが、I2Cのアドレスなどが違っているのでちょっと面倒なのでM5Stack Basicなどで動かすのがおすすめです。ボタンを押すと表示される温度の色が変わりますが、スクリーンショットで画像に保存してくれたほうが便利ですね。
家の中でいろいろ確認してみましたがコンロで火を付けたりすると反応して、消した状態で温度が徐々に下がっていくのもわかりました。SDに保存したつもりだったのですが、SDカードを入れ忘れて画像は残っていません、、、
ゴミ箱の中から熱源反応があってびっくりしたのですが、使い捨てカイロが捨ててありました!
また、デフォルトではミラーモードになっていて、手前に向けて鏡のように映るようになっています。普通のカメラのようにサーマルユニットを持ちながら家の中を探検した場合には左右逆になっているので、非常にわかりにくいですので注意してください。
ライブラリについて
スケッチ例の中には呼び出している関数群が入っているファイルが入っており、ライブラリ化されていません。そのまま該当ファイルをコピーして読み込んで使う必要がありそうです。

ライブラリマネージャーを検索すると、一つだけあるのですがいれようとすると上記の状態になるので怖くて入れていません。Adafruitのライブラリはいろいろあって便利なのですが、細かいところの使い勝手が悪いんですよね。他の人のことを考えていない感じのライブラリ構成です。
まとめ
非常に楽しいユニットです。反面価格がネックなので、あまりおすすめすることもできません。個人的にはM5Paperよりもこちらのユニットを購入したほうが満足度は高いと思いますが、こっちのほうが高いんですよね、、、
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