概要
JLCPCB社ごSeeed社はPCBAと呼ばれる基板組立サービスを提供しています。PCBAでは標準的な部品は実装機材などに最初からセットされており、比較的安く利用することができます。
しかしながら各社検索機能が弱くて一覧性が悪いです。そこで勝手に簡易一覧画面を作ってみました。
JLCPCB社
検索画面は上記になります。

パーツ数は357とそれほど多くはありません。

駄目ポイントなのですが、上記は抵抗の一覧なのですが抵抗値がわかりません。

マウスオーバーすると表示されます。これは流石につらいですね。
Seeed社OPL
上記が検索ページになります。

3701件と数が多いですね。

しかしながらページャーで細かい単位にページが別れているのと、パッケージの情報が結構適当です。一通りの機能はあるのですが、やっぱり使いにくい気がします。
作成した簡易一覧画面
JLCPCB Basic Parts簡易一覧
上記が作った画面になります。

こんな感じの画面になります。項目ごとにフィルタリング可能で、クリックするとソートも動きます。あと実は英語ではなくて中国語の説明文があって、そちらは簡潔に書いてあるので非常にわかりやすいです。
Seeed OPL簡易一覧
上記が作った画面になります。

パッケージはある程度補正してありますが、やっぱり変なパターンがあるのとやりすぎると他の部品説明を壊すので少し微妙です。型番にパッケージ情報が入っている場合にはそちらで絞ったほうが好ましいと思います。
標準部品の使い方
標準抵抗値の収集

たとえば0805サイズの抵抗を絞り込んで、一番右側の情報から標準的な抵抗値の一覧を作ります。
0, 1, 2.2, 4.7, 5.1, 10, 20, 22, 33, 47, 49.9, 51, 100, 120, 150, 200, 220, 300, 330, 390, 470, 510, 560, 680, 1k, 1.2k, 1.5k, 2k, 2.2k, 2.4k, 2.7k, 3k, 3.3k, 3.9k, 4.7k, 5.1k, 5.6k, 6.8k, 8.2k, 10k, 12k, 15k, 20k, 22k, 24k, 27k, 30k, 33k, 47k, 51k, 68k, 100k, 150k, 200k, 220k, 470k, 1M
テキスト編集やエクセルなどの手作業によって、上記の抵抗値があるとわかりました。備蓄用の抵抗値やある程度ざっくりでいいものについては上記から選ぶと良いはずです。56kΩは0805だと無かったのが上記などからわかります。0603にはありました。
純正品のデータシート参照

例えばGroveコネクタ関連の一覧を検索可能です。ただしこの使い方であれば標準ページからも検索できると思います。

公式だと写真もでるので少しわかりやすいです。ただ写真が出ないものとか、データシートのリンク切れとかは本番でも出ているようでした。
まとめ
ページングは便利なのですが、ページ全体をコピーしてエクセルに貼り付けて加工とかがやりにくいです。とはいえ、思ったより標準部品の種類がなかったりするので微妙ですね。無理に標準部品を使わなくてもいいのかもしれません。
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