概要
M5Stack社のATOMが日本で発売されてから2ヶ月程度経過していますが、初ATOMを入手しましたので、紹介したいと思います。
ATOM 2D/1D Barcode Scanner Kitとは?
日本未発売のバーコードリーダーが搭載されているATOMです。

こんな外見で、44.5ドルでした。

最近はUSBケーブルが同梱されなくなっていますが、このキットには同梱されていますね。そしてATOM Liteもついています。

裏側です。固定用の穴があいていますね。積層っぽい筋が見えるから3Dプリンタ出力なのかな?

バーコードリーダーを上から見た図です。上にLEDライトがあって、下から緑のリーダーがでて、真ん中で認識をしていると思われます。
QRコード読み込み動作 pic.twitter.com/N9qBPyoARA
— たなかまさゆき (@tnkmasayuki) June 8, 2020
上記みたいな感じで動きます。
バーコードリーダーの設定
バーコードリーダーとシリアル接続しており、設定用のQRコードを読み込ませることで、バーコードリーダーの設定が変更できます。
マニュアル
上記にバーコードリーダーのマニュアルがあります。必要そうな設定だけ以下に書き出しています。
初期化

設定がおかしくなった場合には、上記を読み込んで初期化します。ただし、初期化直後はUSBキーボードモードになるのでそのままだと使えないので注意してください。
接続モード

上記を読み込むとシリアルモードに設定されます。ATOMとはシリアルで9600bpsで通信をしています。速度の設定もあり、115200bpsにも設定可能ですがそれほど速度が必要ないと思いますので、低速で安定した通信の方がいいのかもしれません。
音量



結構重要で、デフォルトは音量Highです。倉庫とかで使うのにはいいですが、個人で使うのであればLowにしたほうが静かだと思います。
文字コード

デフォルトは中国語(GBK)なので、日本語を使いたい場合にはUnicodeを選択する必要があります。ただし日本のQRコード自体がSHIFT-JISで作られている事が多く、文字化け率が多いので文字コード指定なしの、Primitive Typeの方が安全だと思います。
送信完了文字
マニュアル上は無しになっていますが、試したところCRが送信されています。CR+LFやTABなども選択可能です。
その他
一般的なバーコードリーダーにあるような設定がたくさんあります。リピート間隔や個別のバーコードの種類を読み込ませる設定などたくさんあるので、気になる人はマニュアルを読んでみてください。
スケッチ例
上記にあるソースをベースに少し手をいれています。
/*Press button to scan, serial monitor will print information*/
#include <M5Atom.h>
#define TRIG 23
#define DLED 33
void setup() {
M5.begin(false, false, true);
Serial.begin(115200);
Serial2.begin(9600, SERIAL_8N1, 22, 19);
M5.dis.drawpix(0, 0x00f000);
pinMode(TRIG, OUTPUT);
pinMode(DLED, INPUT);
digitalWrite(TRIG, HIGH);
}
void loop() {
M5.update();
if (digitalRead(39) == LOW) {
digitalWrite(TRIG, LOW);
} else {
digitalWrite(TRIG, HIGH);
}
if (digitalRead(DLED) == HIGH) {
while (Serial2.available() > 0) {
char ch = Serial2.read();
//Serial.printf("%02x", ch);
if (ch == 0x0d) {
Serial.println();
} else {
Serial.print(ch);
}
}
}
}
バーコードリーダーとの通信は9600bpsのままですが、パソコンとの通信速度は標準的な115200bpsに変更。
文字コードのCR(0x0d)が来たら改行コードを送信しています。
確認用QRコード

上記は青空文庫さんの夏目漱石「吾輩は猫である」から冒頭の部分を使わせていただき、SOFTEL labsさんの「QRコード作成」から作らせていただきました。
ちなみに

ATOM Matrixでも動きます。出っ張るのであまり意味はないですけれど、、、
バッテリーは内蔵していませんので、バッテリーで動かしたい場合はなにかがんばる必要があります。バッテリーを使うとBluetooth Serialや、Bluetooth KeyboardとしてATOMを使うことができるので、いろいろおもしろいことができると思います。
あと固定用にM2の穴があり、ネジが付属しています。ATOMは結構固くささりますが、気になる場合には固定してみてください。
ただ、ネジ穴がシールでふさがれているので、穴を開けたくないので、試せません(笑)
まとめ
バーコードリーダー部分は既存のものを使っていますので、非常に安定していると思います。バーコードリーダー好きの人は持っていてもいいのではないでしょうか?



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