電源ケーブルの自作について

概要

スイッチング電源を購入したので、実際に接続する場合の電源ケーブルを作成したいと思い調べてみた。

電源ケーブル自体

いろいろあるのですが、入手しやすいのはエーモンさんのダブルコードだと思います。

sqAWGA使用可能電力
0.2sqAWG242.5ADC24V60W
0.5sqAWG205.0ADC24V120W
0.75sqAWG186.7ADC24V160W
1.25sqAWG1611.7ADC24V280W
2sqAWG1416.7ADC24V400W

太さがいろいろありますが基本的には電流の制限になります。一般的な用途は0.2sqか0.5sqあれば問題なさそうですね。ただ今回は6.5Aまでのスイッチング電源を購入したので0.75sqか、1.25sqが必要となります。

圧着端子

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電源ケーブルですが、両端を適切に処理する必要があります。スイッチング電源の場合には丸型かY型の裸圧着端子を使うのが一般的だと思います。

スイッチング電源の端子はM3.5なので、一番有名なニチフの型番だと最後の数字が3.5のものを選ぶ必要があります。電線の太さと、端子台の大きさで裸圧着端子を選択します。

ただし、ニチフの端子は0.3、0.75、1.25、2の4種類が一般的に利用するサイズで、電線の太さとは一致しません。これは圧着して利用するので、使えるケーブルの最大値が端子の大きさになります。

1.25Y3.5がおそらく一番使われているサイズになります。AWGだと22(0.3sq)から16(1.25sq)までのケーブルが利用できます。一つ小さい0.75Y3.5は22(0.3sq)から18(0.75sq)です。なんと最小サイズは同じで最大サイズだけ違います。

通常は1.25Y3.5でいいと思うのですが、秋月電子で購入する場合には考慮するべき点があります。

通常裸圧着端子は上記のような絶縁キャップと一緒に利用します。使わないと金属のままなのでショートする危険がありますもんね。

ところがなんと秋月さんには0.3と0.75しかありません。つまり1.25のキャップは購入できません。全部秋月電子さんで購入しようと思うと0.75になると思います。もちろんAmazonやヨドバシカメラでも購入は可能です。

ちなみに絶縁被覆付端子もありますが、秋月さんでの取り扱いがありません。たぶん安い工具だと圧着不良になりやすいと思います。

電工ペンチ

圧着をするので、専用の工具が必要になります。私はオープンバレル用精密圧着ペンチのエンジニア PA-09しか持っていませんので、追加で購入する必要があります。

一般的な電子工作は上記の精密圧着ペンチが主になると思います。

秋月さんでは上記のフジ矢さんのを取り扱っていました。

ちなみに色がついているのが絶縁端子になります。圧着する場所が裸圧着端子と絶縁端子で違うので注意して使いましょう。ちなみに電工ペンチは一般的に1.25sqから使うことが多いので、0.75sqには対応していない場合があります。

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0.75sqに対応している工具ないな。。。ニチフのカタログから純正品見つけました。あれよく見たら秋月さんでもこれ販売していました。

まとめ

んー、まだ悩み中です。秋月さんで一式そろえて0.75sqにしようかなと思っています。1.25sqの使う可能性があるのですが、普段遣いは0.75sq止まりなんですよね。

コメント

  1. そーたメイ より:

    なぜ電源ケーブルの自作で書くことがあるのか不思議に思ったのですが、ちゃんと圧着端子を使用されているんですね。。

    私の場合向いた銅線を?型にして先の方だけ半田で固めてます。以前適当な圧着端子/ケーブル/工具を使ったところ、使用中にケーブルがすっぽ抜けてしまいトラウマです。

    • たなかまさゆき より:

      ニチフの純正圧着工具を購入しました!
      まだ使っていませんが。。。

      (1)正しい圧着
      (2)ハンダ付け
      (3)適当な圧着

      の順ですよね
      圧着不良がわかりにくい絶縁被覆付端子はちょっと怖くて使えないです