概要
ATOMをつかって電源タップを操作できるATOM Socketをためしてみました。こちらの商品はPSEがついていませんので日本国内で購入することができません。個人輸入をして、自己責任で使う必要があります。
商品

こんな箱に入っています。PSEなしなので紹介なしにする予定でしたが、使ってみたくなったので一年以上前の製品ですが紹介します。

PSEマークがありません。

3Pと2Pコンセントがあり、ATOM本体が上にのっています。

横側面はなにもないですね。裏側は固定用の溝があります。

反対側の側面にもなにもありません。ただなにやらフックが見えます。

フックを広げてみました。

今回電源ケーブルはPSE付きのちゃんとしたものを購入しました。
商品写真はもっと白く見えますが、普通のはい色でした。ちなみに電源ケーブルのあまりをいれている箱をみたら似たようなケーブルが何本かありました。。。

接続してみました。奥までは入りませんでした。
使い方
購入時のまま電源をいれたところ、Wi-Fiアクセスポイントになりましてブラウザ上から状態を確認することができます。

上記のような画面になって、stateのボタンを押すことで電源のオン、オフが可能です。この電源制御はATOMのボタンでも可能で、立ち上げた直後は赤いランプでオフになっていますので、ボタンを押すとカチンとリレーの動く音がしてからオンになります。
最新版に更新
ATOMライブラリのスケッチ例の中にATOM Socketがありましたので最新版に更新して動作確認をしてみました。
[State REG] 55
Voltage = 100.59 V
Current = 0.13 A
Power = 15.70 W
初期は上記のような出力だったものが最新版では変わっていました。
FPowerData:12101409.00
FPowerPar:5248000.00
Voltage: 100 V
Current: -0.00 A
ActivePower: 0 W
電圧、電流、電力だったものがFPowerDataとFPowerParが増えています。これは上の100.59V、0.13Aで100.59×0.13=約13Wではなく、15.70Wになっているのに関係があります。交流の場合には力率という概念が入ってきて、2.7Wぐらいの無効電力があることがわかります。
まとめ
デフォルトの状態ですと出力のテキストが使いにくいので、手をいれるのが必須になると思います。また、電力を取ってくる部分がライブラリ化されていないのでプロジェクトに含める必要があるのがちょっと面倒です。FPowerDataの出力も実は取得部分のデバッグ出力なので意図しない出力です。
float ATOMSOCKET::GetActivePower()
{ float FPowerPar = PowerPar;
float FPowerData = PowerData;
Serial.print("FPowerData:");
Serial.println(FPowerData);
Serial.print("FPowerPar:");
Serial.println(FPowerPar);
float Power = (FPowerPar/FPowerData) * VF * CF;
return Power;
}
ちょっとイケてないコードですよね。。。
とはいえ、機能自体は単純なので使いやすい機材かもしれません。ただ、実験用機材なので常時給電はしない予定です。
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