概要
前回作成した基板が届きましたので、動作確認をしてみたいと思います。
届いた基板

こんな感じの基板になりました。マークがあるのが裏側になります。表側はちょっとくすんだ色になっていますね。これは配線の銅がある場所が明るくなるのですが、銅がないとその下の基板本体の色が見えてしまいます。表側もGNDプレーンを配置したほうが見た目はいいかもしれません。

組み立ててみました。ちゃんとハマっています。USBホストのみの場合には手前の出っ張っているオスコネクタは実装する必要がありません。

USB端子も同じ側に接続できました。黄色基板も全体に銅があるわけじゃなくって、わりと基板の色がみえている場所がありますね。

送料込みで開発ボードが1500円前後で、基板も3ドルなので2000円+コネクタ代ぐらいでUSBの開発ボードが手にはいります。
ESP32-S3-DeKitが画面無しで2300円なのを考えると非常にお得だと思います。
動作確認
USBホストのプログラムを転送して、USB接続時のログと、USBデバイスのプログラムを転送してマスストレージとしてパソコンで認識されたのを確認しました。コネクタをつけただけですが非常に便利な開発ボードにかわりました。
プロジェクトの公開
さて、ここからが本来書きたかったことです。なぜEasyEDAを使ったかというと、このOSHWLabで公開をしてみたかったからです。

OSHWLabはOpen Source Hardware Labからきているようでして、回路を自由に公開できるサイトになっています。
今回作成した基板を上記に公開してみました。かんたんに回路図とアートワーク、そして部品リストなどを公開することが可能です。
グローバル版だとまだそのまま製造することができませんが、中国国内版だとPCBAまで一気にできる体制を構築中のようです。
OSHWLabのTIPS
検索はGoogle経由?
BOMから検索とかできませんし、部分一致ではなくて単語全体の検索のみです。なのでちょっとした型番違いのチップなどがまったく検索できません。
site:http://oshwlab.com ch551
サイトの中でCH551を検索しても0件です。しかしながらGoogleなどで検索することで何件かでてきたりします。とくに現在はタイトルだけが検索対象になっているので、本文にある文字はGoogle経由でないとヒットしません。
ユーザーが出るのと変更が困難
GitHubとかと一緒でユーザー名が結構重要になってしまいます。あとでの変更もできなくはないですが条件が厳しいです。JLCとかユーザー名が関係ないもの向けに最初登録したので、適当な名前にしてしまったので、公開用のアカウントをもう一つ作ってしまいました。。。
まとめ
他にも回路図公開サイトはありますが、ここまでサクッと公開できて、公開されている回路図やアートワークをさくっと開くことができるサービスはなかなかないと思います。
個人利用であれば問題ないレベルの回路図を書くことができるので個人的にはEasyEDAとOSHWLabはおすすめとなります。
ちなみにすでに次の基板を注文していて、現在発送状態になったので次回はそちらを紹介したいとおもいます。なんと8層基板です!
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