概要
安いミニPCを触ってみたくて、セールしていた型落ちミニPCを¥7,573で買ってみました。Windowsの初期化をしてみたらライセンスが飛んだのでそのままUbuntuマシンになりました。
製品

こんなパッケージに入った製品です。

スペック的にはN3350でメモリ6G、ストレージ64GBとかなり微妙なものになります。

中身は本体とマウンタとPCアダプタです。

ちゃんとPSEを取得していました。12Vの2AなのでUSB PDトリガーケーブルとかでも動きそうですね。
初回起動

初回起動時にはWindowsの初期設定画面が出ます。ここで日本を選んでもキーボードはUSのままなので注意しましょう。外国の製品はこの辺がちょっと面倒ですね。
ちなみにキーボードとマウスは上記のものですが、結構便利でした。いままでBluetooth接続だとBIOS画面とかで使えないので敬遠していたのですが、この手の無線は使えるので便利です。ただこの製品はキーボードに電源スイッチがないタイプでした。
後日上記も買い足してみました。こちらはキーボードとマウスの両方に電源スイッチが有るタイプです。
あとはAliexpressで購入したのでちょっと違うのですが、上記のようなタッチパネルの小型モニタが便利でした。ちょっと値段があがりますが15インチぐらいの普通のやつのほうがきっと使いやすいとは思います。
ライセンスの確認
この手のミニPCのWindowsライセンスはかなり怪しいのが多いようです。確認したところ私のものはボリュームライセンス(VL)でした。このライセンスは一般販売しちゃだめなやつなので外れですね。そのまま使っていても半年ぐらいでライセンスエラーになるはずです。
念のためネットに接続して、デジタル認証をしたあとにWindowsの回復から初期化してみました。結果ライセンスがなくなっていたのでWindowsでの運用は諦めました。
まあ、スペック的にWindowsはかなり厳しいです!
Ununtuを入れる
普通に入って、普通に動きます。なんの問題もないですね。
ミニPCでWindowsを使う場合
ミニPCは商品入れ替わりが多いのですがN100搭載でメモリ16GB搭載でストレージが500GBぐらいのがおすすめです。上記はメモリが12GBですが、まあなんとかなるでしょう。

重要なのはAmazonのレビューでライセンスで検索してみましょう。まったくヒットしない場合にはライセンスに問題があるが、レビューを書いても業者が削除依頼を出している可能性があります。この機種もライセンス周りはたまにエラーがでるとのレビューもありました。
Raspberry Piのかわりとして
私の用途的にはUbuntuを入れての利用で良かったので、Raspberry Piのかわり的な要素が大きかったです。

たとえばRaspberry Pi 4 Model B / 4GBは本体が1万円です。ケースと電源とSDカードは最低限必要で3千円ぐらいはかかります。
たとえばミニPCで検索して、適当なやすいのを選びましたが上記だとメモリ8GBでストレージが256GBです。ケースも電源もセットになっていますのでこのまま利用可能です。
性能を比べてみてもWindowsを動かすのには非力ですが、Raspberry Pi 4と比べるとかなり早いです。最近Raspberry Pi 5が発表されましたが、それでも安いミニPCと同じぐらいのスペックだと思います。
Raspberry Piの利点
性能のわりに価格が高くなってしまったRaspberry Piですが、利点もあります。それはある程度同じものが入手できるということです。ミニPCは在庫が安定しておらず、売り切れたらそのまま無くなることが多いです。同じものを購入しようとしても購入できないのでそこが欠点です。

あとはZERO系であればセットで1万円以下で構築可能なので、用途によってはおすすめです。
まとめ
ミニPCをWindowsで運用するのはちょっと危険な気がしました。高いやつを買えば安定はするのですが、それだとあまり利点がないんですよね。
Ubuntuで動かすのであればかなりありで、入手性が悪くなって価格があがったRaspberry Piのかわりに使うのはおすすめです。ただし壊れたら同じ本体を購入してSDを差し替えれば復活するRaspberry Piと比べるとちょっと面倒です。
といいつつ、Raspberry Pi Zero 2 Wでどんなことができるかを検証はじめたのでミニPCは放置中です。。。
コメント
レビューは業者が消せない仕組みとなっております。
当方、Vineレビュアーで☆1にして業者からメッセージ来てもスルー若しくはしっかりと反論。
ただ、レビューには「業者」vs「業者」のレビュー戦いも繰り広げられているのも事実。
戦いの最中、業者逆レビューで☆1にしてるのをよく見ます。
一応ブランド登録をしているとAmazonに依頼して消してもらうことができるようです
とはいえ、全部消えるわけじゃないので事実だけたんたんと書いていると大丈夫かな?
ハズレを引くと、即日壊れるか
WindowsIDを保存していないと復旧不可能になるから。
Cドライブごと交換するのがベター
今回はVLライセンスだったので普通に使っても180日で利用できなくなる可能性が高かったみたいです
なるほどです。
恐らく事実無根のレビューはAmazonも対処して、真実のみのレビューは消さないと思います。あとは「フルフィルメント by Amazon」に関するレビューもAmazon判断若しくは出品者さまが依頼して消えたりもしそうですね。
当方は出品経験が無いので全ては推測の域に留まりますが。
電源いれて初期セットアップ画面が出てくるならまだマシなほうかな。ライセンス違反には変わりませんが。
多くのミニPCは電源いれるとセットアップ済アカウントでいきなりログインします。
ナニのクローンか知りませんがもう怖くて使えたもんじゃないですね。あんなの
adminでパスワードなしでセットアップ済みのやつもあるみたいですね。。。
FydeOSを入れてAndroidのソフトを使うと便利ですよ。
Windowsを使わないって選択肢だと使い勝手がいいんですよね
サーバー用とで画面も使わないぐらいの割り切りが必要な気がします
ガジェット系Youtuberが中華製激安ミニPCのProライセンス問題についてスルーしながら安くても使えるぞ!なんて吹聴してるの見ると無責任だなと思う
微妙なのが多いですよね。案件なのかな?
ちなみにN100でメモリ16Gでストレージ500G以上のもので安全そうなのを選ぶ記事も準備中です