概要
久しぶりのM5Stack社のユニット紹介です。今回はMakeyユニットです。16キーのタッチセンサー付きユニットなのですが、、、実は世界でもスイッチサイエンスさん以外だとなかなか取り扱っていない商品となります。
本家はすでにEOLになっていまして、現在在庫販売のみの商品です。廃番はセンサーが変わったENVユニット以外だとこのユニットだけという、貴重なユニットです。購入するなら今しかありません!
商品

- M5Stack用Makeyユニット(スイッチサイエンス)
- 16-Key Capacitive Touch Unit (MEGA328P)(公式ストア)
中身はMEGA328Pで、16個のタッチセンサーを制御しており、中にブザーとRGB LEDも入っています。

上記のようにGNDとセンサー部分をショートさせると、キーに応じた音と色が光ります。触っている値をI2Cで取得することもできます!
ちなみにUSBでパソコンに接続した状態ではGNDが接地されている状態なので、指で端子を触るだけで音がでます。M5StickCなどでバッテリー駆動の場合にはフローティング状態なのか、GND端子に落とさないと反応しませんでした。
スケッチ例
#include <Wire.h>
#define MAKEY_ADDR 0x51
void setup() {
Serial.begin(115200);
Wire.begin(32, 33); // M5StickC
}
void loop() {
Wire.requestFrom(MAKEY_ADDR, 2);
while (Wire.available()) {
uint8_t key1 = Wire.read();
uint8_t key2 = Wire.read();
uint16_t key = (key2 << 8) | key1;
Serial.println(key, HEX);
}
delay(100);
}
非常にシンプルに利用できるのですが、何個か欠点があります。。。
音が絶対に鳴る
上記に中身のMEGA328Pで動いているスケッチが公開されています。キーに反応があると対応する音と光を無条件で実行しています。つまり外部からの制御ができないのです。電源だけつなげればこれ単体で電子ピアノ的な楽器になります!
高い!
そりゃMEGA328PとブザーとRGB LEDが入っていたら高いよね。。。元値が5ドル弱なので、ちょっと高くなりすぎている気もしますが、まあ仕方ないです。
受信しかできない
音の設定や、LEDの設定をI2C経由で送り込むことはできそうなのですが、現状は触っているキーを受信するだけの機能です。ユニットを分解して、ファームウエアを転送し直せば機能追加できそうですがちょっと難易度高いですよね?
まとめ
非常にレアなユニットです。世界でも購入できるのはスイッチサイエンスさんで、在庫限りです!(笑)
執筆時点でスイッチサイエンスさんに75個の在庫がありますが、これ売れるのかな、、、本家品切れで、日本以外だと数個ぐらいしか在庫がない気がします。。。



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