概要
オシロスコープのプローブをICなどに固定する方法を少し検討してみました。手で抑えるのは長期的には難しいので、なんらかの固定方法があると便利だと思います。
手でがんばる

今回は手元にあったESP32のUSBシリアル変換のTX端子を確認してみました。オシロスコープを手で抑えるのは短時間だと問題ないのですが、長時間安定して固定するのは無理があると思います。
3Dプリンター製の簡易ポジショナー

昔にプリントした3Dプリント製のフォルダーです。

広いもののモデルですが、プローブによって若干サイズが違うので少し大きくして出力したものになります。ただこれだと重量が足りませんでした。プローブのケーブルの重さで固定が難しいです。ケーブルを上に吊って、荷重がかからない状態にするか、100%インフィルとかで器具自体を重くする必要がありそうでした。
ちなみに純正品がありまして、33ドルです。ちょっとこれに33ドル出すのは辛いかな。。。
3Dプリンター製のアーム型ポジショナー

上記をTaobaoで購入してみました。3Dプリンター製で、床部分には金属の重りが入っています。

裏側です。自分でも印刷できそうですが、床に金属を埋め込んだり、アームの部分の調整がかなり面倒ですね。

先の部分です。固定するタイプではないので、使うプローブによっては相性がでそうな感じです。

利用してみました。ものすごく気持ちよくポジションが決まるかといえば微妙なのですが、必要十分な性能はありました。細かいパッドのデータを取得する場合には活用できそうです。
購入した店舗は上記になります。Taobaoなのでログインしないと表示できないかもしれません。

上記が商品ページになります。特徴としては非常に安いです。この値段であればいろいろ不自由があっても問題ないですね。ただし重量が1.2キロぐらいあるので送料は若干かかります。
ちなみにこちらも純正品でもっといいものがあります。ただし上位のプローブ用で449ドルからと手がでません。
秋月電子のリードアダプター
上記の製品になります。

ピンヘッダがある場合にしか利用できないので、ボードを変更していますがピンが出ているの出ればかなり便利ですし、なにより安いです。ただしオシロスコープのプローブによって先の太さが違うはずなのでそこだけは注意が必要です。

Taobaoでも同じような製品がありましたが、秋月さんより高いです。ただしサイズ違いがありました。
ミニテストクリップ
上記のものがモノタロウさんで購入できるみたいです。

こちらの製品になります。これを秋月電子のリードアダプターにつなげてプローブは使い回すとかできるかもしれませんが、シビアな測定になりそうなのでちょっと手がでないです。
まとめ
オシロスコープ用ですとピンを出して、秋月さんのリードアダプターが楽そうでした。とはいってもピンがあればオシロスコープの先でつまむこともできるので、ピンのない場所で使うたい事が多いはずです。
ロジックアナライザ向けだともう少しいろいろあるのですが、オシロスコープ向けだと信号が劣化する関係であまり種類がない気がします。とりあえずは使えそうな環境ができたのでよかったです。
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