概要
たまたまプログラム学習用のロボットを触る機会があったので記録しておきます。製品自体は少し古いのですが、低価格で非常に考えられている構成でした。
製品
上記のロボットで元値は49ドルから値上げされて現在59ドルになります。日本円に換算すると、8,800円ぐらいですね。。。Amazonの在庫は公式販売なのですがまだ値段が上がっていないようです。
オーストラリアの会社が作っているロボットで、LEGO互換のブロックやテクニック穴があいています。ハードウエア的にはエンコーダ付きの360度サーボが2つあり、タイヤを装着したりブルドーザーのアームを操作したりすることができます。
あとは赤外線の送受信が可能で、家電リモコンなどを使って操作できるようになっています。ライントレーサー用のセンサーやブザーの他に音センサーもあります。結構盛りだくさんですね。
プログラム方法
上記のサイトでプログラムが可能です。

ブロック型のプログラムが標準でPythonでもプログラム可能なことが書いてありました。ちょっと残念なのがレイアウトですね。

Menuの上にマウスを持っていくと、自動でメニューが開きます。これが非常に邪魔です。

Driveの上にマウスを持っていくと。。。色が変わるだけでメニューがでません。ここはクリックが必要です。横幅も狭いのでDriveを開こうとしてMenuまでマウスが行ってしまうとMenuが自動で開きます。Newを間違って押してしまうと確認なしでプログラムが消えてしまう鬼畜仕様です。ここはMenuはクリックで、Driveは自動で開くインターフェイスの方が良かったと思います。
あと触っていて思ったのはインターフェイスが少し古いですね。前後に進むのはまだいいのですが、左右に曲がるのが秒数指定です。小数点も指定できるのですがキーボードで入力する必要があります。スライダーとかで入力するのだとミリ秒とかの方がいいのかな?

プログラム方法がユニークで、なんと音声での転送になります。パソコンのイヤホンジャックに専用ケーブルを接続して、Edisonの裏にある端子に接続してぴーぎゃー言いながら転送させます。転送効率は良くないので、ちょっと長いプログラムにすると転送時間が伸びちゃいますがどんな環境でも使いやすそうですね。
ちなみにEdisonを持っていなくても音声での通信音は聞けるので試してみてください!
今作るとすれば?
触っていて思ったのが、音声での転送なので非常に手軽に使える反面、転送がちょっと手間です。ブラウザ経由でのプログラミングになるので、インターネット接続が必須なので今の時代であれば無線接続の方が楽そうですね。
試行回数を増やしたいので、ケーブルで接続してプログラム転送よりはちょっとプログラムを触ってそのまま転送して実験ができたほうが楽です。
あと充電式バッテリーではなくて、乾電池で動くのは教室とかで使うのは交換すれば動くようになるので便利かもしれません。とはいえ、無線使うと乾電池動作難しい気もするので非常に悩ましいところです。
似たような製品
ソニーのtoioもいいんですが、ちょっと高いですよね。
LEGOのSPIKEが拡張性が良さそうですが更に高い。。。
M5Stack製品を組み合わせれば似たようなものは作れそうですが、なかなか適切な構成を取るのが難しそうです。そう考えるとEdisonはよく考えられた構成だなって思いますね。
コメント
コスパ&完成度が高いのはmicro: Maqueen Liteでしょうか、開発環境はmicro:bit+Makecodeになります。
https://www.switch-science.com/products/4969?_pos=1&_sid=bfc6470e5&_ss=r
M5StackだとBugCのモータを外して4chモータードライバとして使うのがコスパ最強でした。
https://www.switch-science.com/products/6208
タミヤの工作キットや安価な車体と組み合わせると色々遊べます、残念ながらセンサは無いです、現在販売中止中です。
ありがとうございます!
安定して供給されそうで、いい感じのってないんですよねー
この手のは机からがんがん落とされる気がしますし作るの大変そう