概要
購入したまま放置していたRaspberry Pi Zero 2 Wを使ってみようと思います。今回は起動するまでの環境を整えたいと思います。
本体
スイッチサイエンス

KSY
上記の2社から購入するのが無難です。私は2個持っていて、両社から1こずつ購入したものになります。
本体の価格は3千円弱で、Amazonなどでは倍額以上で転売されています。
本体以外に必要なもの
【必須】マイクロSDカード
メーカーはどこでもいいのですが、32GBか64GB程度のものが必要です。価格的にそれほど違いがないので64GBがおすすめです。
ちなみに32GBだとこの値段です。
【必須】電源 5V/3A程度
マイクロUSBタイプの電源が必要です。スマホ用の充電器にケーブルの組み合わせでも利用できます。最近のRaspberry PiはType-Cになったのでちょっと端子が古いんですよね。
【推奨】HDMIケーブル HDMI→miniHDMI
画面に表示しなければ必要ありませんが、完全なヘッドレスは運用が難しいので最初はモニターに接続したほうが絶対楽だと思います。接続先はPC用モニターでもテレビでも構いません。
上記のようなケーブルが本当はおすすめです。
変換アダプタでもよいのですが、場合によってはとなりのコネクタに干渉してしまうことがあるので他に流用しにくいです。
変換でもこの手のちょっと長いやつであれば汎用的に使えます。
【推奨】USB変換 microUSB→通常
キーボードやマウスを接続するために必要になります。なくてもSSHなどで操作可能ですが、最初は利用したほうが好ましいです。
上記のような変換タイプを使うのが一般的です。
または最初からUSBハブになっているタイプもあります。複数のUSBを接続する場合にはこちらの方が便利です。
【推奨】ケース
ケースはなくても動かすことができますが、なるべくならばあったほうがいいと思います。
上記が純正ケースになります。純正ケースの場合には本体と同時に購入したほうが安いです。
アルミ製のヒートシンク的なものもあります。
セット販売
私が購入したのが上記のセットです。
ケースがクリアタイプのものもあります。
電源とUSBハブなしでもう少し安いものもあります。
本体とSDカード以外は全部セットになっているので購入してみました。実際のところ個別にすべて持っているのですが専用機材にしたかったので新規購入しました。
購入物

本体はスイッチサイエンスさんのシールがないのでKSYさんのだと思います。SDは32GBが写真に写っていますが、その後に壊したので64GBを実際には利用しました。
セットキットは商品写真みたいなきれいは箱ではなく、無地箱にMADE IN CHINAのスタンプが押してあるものでした。

中身です。マニュアルがありましたが、実際のところあまり意味がない感じでした。

電源はちゃんとPSE付きです。

付属しているドライバーは非常に使いにくいので、なるべく他のものを使ったほうがよいと思います。

こんな感じに組み上がりました。
上記で利用した小さいHDMIモニターと、ワイヤレスのUSBキーボード、マウスセットが便利でした。
セットアップ方法
上記から「Raspberry Pi Imager」をダウンロードします。

「Raspberry Pi Imager」は非常に便利なツールで、Raspberry Pi以外にもLinuxとかのISOイメージをSDカードやUSBメモリに書き込むときに利用できます。

削除はSDカードとかにあるパーティションを全部きれいにしてくれて初期化してくれるのでとりあえず使い終わったのはこのツールでフォーマットすることをおすすめします。
UbuntuとかLinux等をインストールする場合にはカスタムイメージを使うなどからISOイメージを選択します。TrueNASなどのセットアップもこのツールでインストール用のUSBメモリを作成しました。
さて、OSはいろいろなものが選択可能ですがRaspberry Pi Zero 2 Wだとデフォルトの「RASPBERRY PI OS(32-bit)」が無難だと思います。64-bitが今後の主流ですがメモリ量が少ないので32-bitの方が適しています。

本当は「Raspberry Pi OS (other)」の中にある「Raspberry Pi OS Lite (32-bit)」がGUIなしのシンプルなものですが、最初は通常のをつかって試して後にGUIを使わないのがわかってから入れ直すのがよいと思います。
まとめ
製品 | 価格 |
---|---|
Raspberry Pi Zero 2 W | ¥2,915 |
KIOXIA microSD 64GB | ¥749 |
GeeekPi Raspberry Pi Zero 2 Wケースキット | ¥2,599 |
¥6,263 |
本体は安いのですが、いろいろ必要なものがあるので5千円を超えてしまいました。電源などは手持ちのものを使って、それ以外もAliexpressなどで探せばもう少し安くなると思います。
そして、上記のミニPCは特別安かったのですが¥7,573です。
今買えるものだと上記のような1.3万前後になります。Raspberry Pi Zero 2 Wと比べると価格差がありますが、本体価格が1万円以上するRaspberry Pi 4や5などと比べるとトータル費用はミニPCの方が安くなるケースが出てきます。そして速度はミニPCの方が圧倒的に早いです。
ミニPCもRaspberry PiもLinuxを入れて動かすかぎりはほぼ同じ動作になります。とはいえ、安定性とか同じものを購入したいときにはRaspberry Piのメリットもあると思います!
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