Raspberry Pi Zero 2 Wを使う その2 タッチパネル付きケース

概要

前回は標準的な環境構築をしました。立ち上げた環境でいろいろ試しているのですが、ちょっと変わった環境も立ち上げてみましたので紹介したいと思います。

製品

https://www.aliexpress.com/item/1005004999310505.html

上記の製品でRaspberry Pi Zero 2WとBanana pi M2 Zeroを7インチ画面に組み込んで利用するためのケースとなります。

本体の種類、タッチパネル、ケースがそれそれ2パターンあって全8種類です。私はRaspberry Pi Zero 2Wのタッチパネルとケース付きを購入しました。約6千円弱となります。

こんな感じのケースに入って届きます。このメーカーは他のを何個か買ったことありますが、結構丁寧ですね。

中身はこんな感じの液晶の裏にRaspberry Pi Zero 2Wを組み入れるタイプになっています。

https://www.aliexpress.com/item/1005004013353426.html

上記のようにRaspberry Pi Zero 2Wを3Bや4Bのサイズに拡張するボードがあったのは知っていたのですがそれを画面にくっつけたようなのが今回の商品です。

下の段にはケースが入っています。

Raspberry Pi Zero 2W 7inch LCD capacitive Touch Screen Display with Audio Module for Banana pi Zero
Raspberry Pi Zero 2W 7inch LCD capacitive Touch Screen Display with Audio Module for Banana pi Zero

上記が販売ページになります。なんとケースの組立方法がどこにも書いてありません!

https://spotpear.com/index/product/detail/id/1106.html

上記の画像によるとZERO本体の電源をType-Cに変換しているのと、1つかないUSB端子をHUBを経由して2つに分岐。そしてRJ45とオーディオが追加されています。SDはフレキを使って外側からアクセスできるように延長されています。右側にあるのは画面の操作系ですね。

https://spotpear.com/index/product/detail/id/1106.html

上記の画面を見ながら頑張って組み立てる必要があります。基本的にはそれほど難しくはないと思います。裏側にはピンヘッダにアクセスできる穴があります。なのでGPIO制御もできそうですね。

本体を組み込んだところです。SDカードは延長していますが、組み込んで利用する場合には分解しないとアクセスできない内側のまま方が延長しない分安定動作しそうな気がします。

また、ネジが2本あまったのでたぶんこのSDカードのところをネジで固定します。

今回利用したのはスイッチサイエンスさんで購入したものでした。

メディアはなんとなく普通のUSBメモリでチャレンジしました。今のファームウエアであればUSBブートに対応しているので、何も設定しなくてもそのまま起動しました。とはいえ出っ張るので最終的には普通のSDに戻しました。

こんな感じでダイソーの1,100円のモバイルバッテリーで起動するタッチパネル搭載のRaspberry Pi Zero 2 Wが出来上がりました!

ちなみにタッチパネルは外周はケースが邪魔で押しにくいです。そしてそれほど精度も高くないのでかんたんな操作しかできないと思います。セットアップには別途キーボードとマウスが必要です。

まとめ

製品価格
Raspberry Pi Zero 2 W2,915
KIOXIA microSD 64GB749
Raspberry Pi Zero 2W Customized 7inch LCD5,850
9,514

前回は¥6,263でしたが、今回は1万円弱になりました。ただし、電源が含まれていませんので手持ちのものを使うか、千円前後の適当なUSB充電器を購入する必要があります。

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7インチの画面だけでも6千円ぐらいするので、+4千円でタッチパネル付き画面が手に入るのはお得かもしれません。

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また、Raspberry Pi用の画面は接続が簡単な上記のようなバス経由のものもあります。こちらはHDMI経由ではなくSPI接続なのでドライバなどの設定が別途必要になります。

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上記のようにHDMI経由で変なコネクタを使って接続しているものは設定なしにある程度動くと思います。ただしタッチパネルはHDMIだけだと使えないので別途バス経由かUSBで接続する必要があります。

今回のタッチパネル付きケースはUSBハブも内蔵しているので、そこにタッチパネルのUSBも内部で接続されています。なので本体を挿し込むことだけでタッチパネルと液晶の両方がすぐに使えるようになります。

このセットは非常に便利そうで3Dプリンタなどの管理サーバーにしたり、ちょっとしたグラフなどを常に表示するサイネージ的な使い方もしやすいと思います。価格的にもAndroidタブレットよりは安くて安定して同じ製品が購入できそうなイメージがあります。

2万円出せばパソコンを使ってもっと高性能なセットを作れると思いますが、1万円であればありだと思います。

続編

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