TP-Link TapoブランドのWi-Fiカメラを購入(C200/C210/C310)

概要

Wi-Fiカメラを使ってみようと色々探した結果Tapoブランドのものを使ってみました。結果としては満足ですが、いろいろ使わないとわからないことはありました。

購入品

C200

最初に購入してみたのはC200という、少し古い型になります。パン・チルト機能が搭載されており、カメラの向きを変更することができます。購入時はC210がありましたが、セールで安かったC200を購入してみました。

C210

C200の後継機となります。ほぼ変わらないですが、解像度が200万画素から300万画素に増えています。現在C200とC210だと新しいC210の方が安いと思いますのでC200を選択するメリットはありません。

C310

スペック的にはC210に近いですが、防水であり屋外用のカメラになります。ただパン・チルト機能が無いのでアングル固定となります。

ちなみにバッテリー動作が可能なC410などもありますが、使える機能がかなり限定的なので注意してください。NASに常時録画する用途には利用できません。個別に利用する型番のデータシートをみて、ONVIF/RTSPプロトコルに対応しているかを調べる必要があります。

屋外カメラだと他にパン・チルト機能を搭載したC500シリーズがあり、C310の上位機種となります。

設置方法

C200とC210

ちなみにC200とC210で違いはほぼありません。アプリで見るときには360p/720p/1080p/2Kあたりが選択可能ですが、多くの場合には720pぐらいで十分だと思います。

パン・チルト機能は非常に便利なのですが、下方向に弱いです。棚の上の方に設置すると足元がまったくみえないので設置場所には結構苦労します。

クーラーとかの下に逆さにコマンドタブとかで固定してみたところ、結構いい感じに使えました。逆さでない場合には足元が見えないのでかなり前屈した状態で設置することになります。

上記のようなスタンドをつかって設置しているのですが、なんと標準のTapoは三脚穴がありません。

なので、上記のような三脚穴があるベースを別途購入する必要があります。少し設置には苦労が必要なのですが、Tapo以外に定期的に新しい製品が販売されているカメラって少ないんですよね。

C310

屋外設置はさらに大変でした。屋外用なのに付属しているACアダプタが巨大です。まず屋外にある野外用コンセントには差し込めませんので、延長ケーブルが必要となります。

上記のように屋外用でPSE付きの延長コードを利用する必要があると思います。

あとはプラボックスなどに入れてアダプタと接続させます。

あとは取り付ける場所次第ですが、カメラ用のアームがあったほうがきれいに固定できます。本体側でも角度は調整可能ですがあまり自由度は高くないので、アーム側で調整できたほうがアングル調整が楽でした。

電源の引き回し方法と、どうきれいに固定するかが難しくそこさえ決まってしまえば設置自体はかんたんだと思います。

通知の調整

最近のカメラは動体検知や人物検知が可能ですが細かい調整ができないと思ったほうが良いです。リアルタイム通知などが可能ですが、どうしても誤検知が増えてしまいますので、大きめに検知してSDカードにその状態を保存するぐらいの使い方がよいと思います。

特に屋外カメラの場合に深夜に救急車などが通るとライトの光を誤検知しやすいです。設置場所によりますが風で木の葉が揺れるとかでも検知しちゃうので、微調整を繰り返しましたが完璧な検知は無理と思ったほうが精神衛生上よかったです。

NASへの常時保存

自宅ではバックアップ用としてQNAPを利用しています。最近のNASにはWi-Fiカメラの常時録画アプリが搭載されていることが多いですので、屋外の画像については録画するように設定しました。

室内のはSDカードに保存されているのですが、屋外の場合には本体ごと破壊して持ち去ることが可能なので、NASに常時保存しています。

NASによって搭載されているアプリが違うのですがQNAPの場合には2つのカメラまでは無料で録画できて、それ以上は追加ライセンスが必要なものでした。とりあえず屋外は1つなので無料のまま使っています。ただ追加ライセンスは月額で結構高かったので、大量に保存する場合には他のものを使ったほうがよいかもしれません。

気をつけないといけないのは屋外用のカメラで保存できると書いてあるものはありませんでした。

上記の下の方にある「※PCから映像の視聴はできません。スマートフォンアプリTapoからのみ可能です。」がその文言になります。この文言があると使えないのですが、本当に使えるかは個別にデータシートを確認する必要があります。

上記がデータシートですが、ここをみないとRTSP/ONVIFに対応しているかわからなかったです。

まとめ

とりあえず普通に使う分には問題なさそうです。価格的にも数年前の日本メーカーのものと比べてもかなり向上しています。価格的にかなり違うのでいまだとTapoブランドが無難な気がしました。

ちなみにC200はQNAPの対応機種にありましたが、C210はプリセットが入っていませんでした。基本的には動作するのですが、AlexaでもC200はスマホ画面からカメラ画像が見えましたがC210とC310だと見えないみたいな差がありました。