概要
オシロスコープって記事用の波形取得に使うので、取得できる波形画面でオシロスコープを比べてみました。
Saleae Logic8
なんと画面キャプチャがありません。CSV形式でデータを出力することができます。まあロジックアナライザですので、波形って画像で保存しませんよね。
Digilent Analog Discovery2

んー、メニューまで含めて保存されました。これであればAlt+PrtScと変わらないですね。
Analog Devices ADALM2000
- 高機能アクティブラーニングモジュール ADALM2000 コネクタ付コードセット(秋月電子)

シンプルです。なんとsvg形式でも保存できるので、拡大しても劣化しません。ただアプリ自体は使いにくいのですよね。。。
Hantek 6022BL

普通にオシロスコープの画面だけですね。
Owon RDS1021I

手持ちのペン型オシロスコープの画面です。GNDをちゃんと接続していないので変な波形ですが、こちらも画面キャプチャは普通ですね。
PicoScope

非常にシンプルですね。

あと、アニメーションGIFにも対応しています。この謎に使いやすいソフトはPicoScopeの利点ですよね。
Rigol DS1000Z
本体に保存可能でした。実際の保存される画面の範囲は不明。
まとめ
メーカー | 型番 | 利用アプリ | 印刷 | テキスト | CSV | BMP | SVG |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Saleae | Logic8 | Logic | ☓ | ☓ | ○ | ☓ | ☓ |
Digilent | Analog Discovery2 | WaveForms | ☓ | ○ | ○ | ○ | ☓ |
Analog Devices | ADALM2000 | Scopy | ☓ | ☓ | ☓ | ○ | ○ |
Hantek | 6022BL | Hantek6022BL | ○ | ○ | ☓ | ○ | ☓ |
Hantek | 6022BL | PulseView | ☓ | ○ | ○ | ☓ | ☓ |
Owon | RDS1021I | RDS | ○ | ○ | ○ | ○ | ☓ |
PicoScope | demo | PicoScope 6 | ○ | ○ | ○ | ○ | ☓ |
Rigol | DS1000Z | 本体 | ○ | ○ | ○ | ○ | ☓ |
LeCroy | T3DSO1000 | 本体 | ○ | ☓ | ○ | ○ | ☓ |
上記のような結果になりました。本気の仕事で使う場合にはある程度有名な機材で計測をする必要があり、Tektronixとかで保存したほうがいい気がします。私は本業じゃないのでこの辺わからないですがどうなのでしょう?
あとPicoScopeはやっぱりいいですね。仕事でも使えるクオリティーですし、アプリは全グレード共通ですので使いやすいです。ただやっぱりお値段高めです。2chであればまだ手がでる値段ですね。
上記PicoLogという製品もあります。こちらはストリーミングで100kS/s、オンメモリに保存するタイプで1MS/sです。基本はオシロスコープではなく、アナログデータのロガーになります。ただし、PicoScopeのアプリも利用可能です。遅いデータのみキャプチャするのであればこれでもいいのですよね。
ただし、ただし、入力が2.5Vまでです。付属のターミナルボードを使って自分で分圧回路を作ることができます。パターンカットして抵抗2つ実装可能なのでL型アッテネーターです。
10ビット12ch版が23,500円、12ビット16ch版が31,840円(5月1日から38,200円)です。値上がり前の12ビット版はお安い気がします。とはいえ、L型アッテネーターを使うと入力インピーダンスが下がる気がして、オシロスコープ的な使い方にはちょっとなとも思います。
オシロスコープ用プローブの10:1のアッテネーターを使うのも考えましたが、25Vを12ビットで計測すると6mV刻みになるのでちょっとあらすぎですよね?
いまのところHanktekのUSBオシロスコープが一番使いやすそうです。。。PicoScopeの4chは一番安いのでもRigolのスタンドアロンタイプの値段超えちゃうので手が出ません。
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