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Doxygenでの自動作成のリファレンスはこちらです。
- 概要
- 追加関数群
- バッテリー存在チェック GetBatState()
- 内部動作電圧取得 GetAPSVoltage()
- バッテリー充電電流取得 GetBatChargeCurrent()
- バッテリー充電クーロン取得 GetBatCoulombInput()
- バッテリー放電クーロン取得 GetBatCoulombOut()
- バッテリー電流取得 GetBatCurrent()
- バッテリー電圧取得 GetBatVoltage()
- バッテリー瞬間電力取得 GetBatPower()
- バッテリークーロン初期化 SetCoulombClear()
- AXP192温度取得 GetTempInAXP192()
- USB電源電流取得 GetVBusCurrent()
- USB電源電圧取得 GetVBusVoltage()
- 外部電源電流取得 GetVinCurrent()
- 外部電源電圧取得 GetVinVoltage()
- 低電圧状態チェック GetWarningLevel()
- LDO2(液晶)利用設定 SetLDO2(bool State)
- まとめ
概要
AXP192クラスは大幅に変更が入っています。I2Cのアクセス関数がきれいなラッパー関数経由に変更されているのと、内部ADCのステップ数を返却していた関数が非推奨になり、計算後の数値を返す関数群が追加されています。
追加関数群
バッテリー存在チェック GetBatState()
バッテリーの存在チェックをする関数。基本的にはバッテリーが存在しない場合は無いはずだが、M5StickC以外でAXP192を使った場合に接続されているか確認するような用途だと思われます。
内部動作電圧取得 GetAPSVoltage()
GetVapsData()の値を返す版。バッテリー動作の場合には5Vから4V程度に下がる電圧です。
バッテリー充電電流取得 GetBatChargeCurrent()
GetIchargeData()の値を返す版。充電している電流値が取得できます。
バッテリー充電クーロン取得 GetBatCoulombInput()
GetCoulombchargeData()の値を返す版。普通は利用しないと思います。
バッテリー放電クーロン取得 GetBatCoulombOut()
GetCoulombdischargeData()の値を返す版。普通は利用しないと思います。
バッテリー電流取得 GetBatCurrent()
充電電流と放電電流の差から計算。プラスだと充電中でマイナスだと放電中。
バッテリー電圧取得 GetBatVoltage()
GetVbatData()の値を返す版。3.0Vから4.2Vぐらいの範囲になるはずです。
バッテリー瞬間電力取得 GetBatPower()
GetPowerbatData()の値を返す版。普通は利用しないと思います。
バッテリークーロン初期化 SetCoulombClear()
名前はクリアですが、AXP192のデータシートでは一時停止な気がします。普通は利用しないと思います。
AXP192温度取得 GetTempInAXP192()
GetTempData()の値を返す版。AXP192の温度なので、気温とはかなり異なります。ESP32の内部温度とそれほど変わらないはずなので、普通は利用しないと思います。
USB電源電流取得 GetVBusCurrent()
GetIusbinData()の値を返す版。USBからAXP192の内部名のVBusに名称が変更されています。
USB電源電圧取得 GetVBusVoltage()
GetVusbinData()の値を返す版。USBからAXP192の内部名のVBusに名称が変更されています。
外部電源電流取得 GetVinCurrent()
GetIinData()の値を返す版。
外部電源電圧取得 GetVinVoltage()
GetVinData()の値を返す版。
低電圧状態チェック GetWarningLevel()
GetWarningLeve(void)が既存ですが、Typoだったみたいで最後にlが追加されている関数が追加されています。そして既存関数は非推奨になっていません。。。そして既存関数だけ内部処理がラッパー関数を使っていない古い処理です。。。
LDO2(液晶)利用設定 SetLDO2(bool State)
明るさ制御ではなく、液晶自体へ電圧出力しない設定が追加されました。
まとめ
AXP192は0.1.1のリリース直前にがっつり更新されたので、予想外の更新でした。他のプロダクトやUIFlowとかの兼ね合いで統一したのかな?
全体的には使いやすくなったと思いますが、資料を全面的に書き換えを実施したいと思います。
液晶OFFが選択できるようになったので、後ほど最低の明るさとOFFでの電流差も測定したいと思います。
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