概要
ユニット紹介シリーズのFANユニットです。モーターに羽をつけることで、扇風機的なことができます。
商品
- Mini Fan Unit(スイッチサイエンス)
- Mini Fan Unit(公式ストア)
上記の商品になります。N20という小さいDCモーターが内蔵されています。
こんな商品かな? かなり小さいですね。
外見はこんな感じです。コネクタが黒なのでその他の接続ですね。
中身はユニット本体と、羽が2個です。羽の方向が違うので、風の方向が選べるみたいです。単位は5Vの隣ですので内側を使っています。SEEED社のGroveは外側から使うので、この辺が差なんですよね。
DCモーターなので、速度制御は通常はPWMになります。ATOMシリーズは該当ピンがGPIO26なのでアナログ出力でも制御が可能です。
モーターの軸が直接でているので、FAN以外も接続することはできそうです。
FANをつけた状態です。
スケッチ例
const int motor_pin = 32; // M5StickC const int ledChannel = 0; void setup() { Serial.begin(115200); // PWMで速度を制御 ledcSetup(ledChannel, 12000, 8); ledcAttachPin(motor_pin, ledChannel); } void loop() { // 始動は20%以上で15ミリ秒以上必要 ledcWrite(ledChannel, 256 * 0.2); delay(15); // 回り始めれば10%でも動く ledcWrite(ledChannel, 256 * 0.1); delay(2000); // 停止 ledcWrite(ledChannel, 0); delay(1000); }
DCモーターなので、該当ピンに電圧を出力することで回ります。そのままだと速度制限ができないので、PWM制御を入れてみました。
8ビット精度のPWM制御なので0から256までの出力が選べます。いろいろ試したところ、20%相当の出力がないと、停止している状態から回りませんでした。一度回ってしまえばもう少し低い出力でも回すことができます。
50%ぐらいで動かすとかなりうるさいのでびっくりします。。。
まとめ
かなり面白いユニットですよね。とはいえ、あまり使っている人はいません。ちょっと扱いにくいというか、モータードライバーとモーターを直接使う人が多いのかな?
GPIOの電力だとモーターを動かすのには不足するので、一般的には上記みたいなモータドライバを利用します。外部電源を接続して、GPIOは制御用になります。このFANユニットも同じような動きなのですが、複数のモーターを組み込んで利用する場合にはモーター単品の方が組み込みやすいのかもしれません。
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