JLCPCBでの基板作成調査

概要

JLCPCBの価格体系を調べてみました。当たり前ですが作る基板によって最適なPCB業者は異なるようです。

基本料金体系

JLCPCBは10センチ四方までは安い一般的なPCB業者です。特徴として5枚までであれば2ドルで作成する割引があります。これは非常にお得なのですが、昔は5種類ぐらいまで2ドルで作れるサービスだったと思いましたが、現在は1種類のみとなります。2種類目からは5枚で4ドル、10枚で5ドルなので5枚を作るメリットはあまりありません。

あとは5枚と10枚の場合に面付けが別料金になります。建付け的には10枚以下は特別料金で安くなっているのですが、面付けをした場合には正規料金がかかります。そのため15枚以上の場合には同種面付けは料金がかわりません。異種面付けは別料金になるので、多くの場合面付けしない別注文の方が安くなると思います。

枚数価格($)単価($)
5$2.00$0.40
10$5.00$0.50
15$16.50$1.10
20$20.60$1.03
25$24.70$0.99
30$28.90$0.96
50$36.40$0.73
75$48.60$0.65
100$60.80$0.61

上記が100mm x 100mmの基板を面付け無しで注文した場合の参考料金です。単価で考えると大量に製造しても安くなりません。10枚を超える枚数を作るメリットはなくなっています。また、昔の報告をみてみると同じデザインを別注文としてカートにいれることで、安い単価で注文する技があったようですが、現在同じサイズの基板をカートに入れると10枚でも$8.20になりました。

単価をグラフにすると5枚の特価$0.4を除くと10枚の単価$0.5が基準となります。800枚ぐらい作らないとその水準には達しません。そして1万枚作っても単価$0.5です。

面付けありの場合

枚数価格($)単価($)
5$8.20$0.82
10$12.30$0.62
15$16.50$0.55
20$20.60$0.52
25$24.70$0.49
30$28.90$0.48
50$36.40$0.36
75$48.60$0.32
100$60.80$0.30

同種を2面にした場合です。5枚と10枚は値段が上がっていますがそれ以外は面付けなしと同じ価格です。面付けありの場合には25枚(50基板)とかで$0.5以下になりますね。

必要基板数面付無し面付x2面付x3面付x4
5$2.00 (@$0.40 )
10$5.00 (@$0.50 )$8.20 (@$0.82 )
15$16.50 (@$1.10 )$8.20 (@$0.55 )
20$20.60 (@$1.03 )$12.30 (@$0.62 )$8.20 (@$0.41 )
25$24.70 (@$0.99 )
30$28.90 (@$0.96 )$16.50 (@$0.55 )$12.30 (@$0.41 )
40$20.60 (@$0.52 )$12.30 (@$0.31 )
45$16.50 (@$0.37 )
50$36.40 (@$0.73 )$24.70 (@$0.49 )
60$28.90 (@$0.48 )$20.60 (@$0.34 )$16.50 (@$0.28 )
75$48.60 (@$0.65 )$24.70 (@$0.33 )
80$20.60 (@$0.26 )
90$28.90 (@$0.32 )
100$60.80 (@$0.61 )$36.40 (@$0.36 )$24.70 (@$0.25 )
120$28.90 (@$0.24 )
150$48.60 (@$0.32 )$36.40 (@$0.24 )
200$60.80 (@$0.30 )$36.40 (@$0.18 )
225$48.60 (@$0.22 )
300$60.80 (@$0.20 )$48.60 (@$0.16 )
400$60.80 (@$0.15 )

面付けを増やした場合の表です。4面にした場合には10枚製造して、40基板できて$12.30ですので、基板単価が$0.31になります。これを見ると必要な基板が10枚の場合には小さい基板でも面付けなしの方が安いです。10枚を超える基板が必要で面付けが可能な場合には面付けしたほうが良さそうですね。

ただ注意しないといけないのは、10枚を超えると基板の大きさによって値段が異なります。上記は100mm x 100mmですので、面付けをするような基板を大量に作った場合にはもう少し小さなサイズになるはずです。そのときには大量生産の単価が下がりますので、あまり面付けをするメリットがないと思います。

他社との比較

枚数価格($)単価($)
5$4.90$0.98
10$4.90$0.49
15$38.10$2.54
20$44.41$2.22
30$56.70$1.89
40$68.67$1.72
50$80.41$1.61
75$109.02$1.45
100$136.85$1.37
500$539.92$1.08
1000$998.55$1.00

Seeed社のFusion PCBとざっくり比較してみました。Fusion PCBは10枚$4.9が基本となります。ただしそれを超えるとがつんと値段が上がるのであまりメリットはありません。逆に10枚でも同種の面付けは料金かわりませんのですぐに欲しい基板を面付けありで10枚製造をする場合にはFusion PCBの方が良さそうです。ただ、安い配送方法は選択できないので最安を目指すのであればJLCPCBが良さそうです。

単価をグラフにすると5枚でも10枚でも値段は一緒なので10枚が一番単価が安いです。1000枚作っても10枚の倍の単価になっています。

送料

JLCPCBの利点として、安い配送方法が選択可能です。他社もチャイナポストなどを取り扱っていたことがあるのですが、トラブルが多かったようでして安い配送方法を選べる会社は現在減っています。もちろん高い配送方法も選べますので用途に応じて選択が可能です。

目安として、100mm x 100mmの基板5枚で一番安い送料がEconomical Global Direct Lineで$4.50でした。5枚で$2.00の基板と合わせて$6.50が最低料金です。DHLだと$16.80で、FedExが一番安くて$12.80でした。

Fusion PCBは一番安い送料でJapan Direct Lineが$14.25でした。10枚で$4.90の基板と合わせて$19.15が最低価格です。

まとめ

JLCPCBは面付けなしで5枚の特価基板と、面付けなしの基板を何種類か10枚ぐらい作るのに適していそうです。面付けありの基板が3種類以上あるのであれば$10ぐらい面付け料取られるのでFusion PCBで注文して差額を送料にしたほうが同じぐらいの料金で早く届きそうです。ただ、1種類で10枚を超えて製造するとFusion PCBは高いのでJLCPCBが良さそうです。

最近面付けしていない人が多いなとおもったら、こんな料金体系も影響しているんですね。んー、個人的には小物が多いので面付けできる基板ばかり作ると思うのですが、確かに10枚以上必要な基板って少ないんですよね。届くまで時間かかってもいいので送料が安いJLCPCBは魅力的に見えます。

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