ダイソンの初代ドライヤーを修理した

概要

5年ほど前に購入したダイソンのドライヤーの電源ケーブルが半断線して発熱していたので修理してみました。とはいえ個人的には修理するのはおすすめしません。

製品

上記が最新型のHD08ですが、持っているのは初期型のHD01になります。1→3→8と型番が変わっているので2つ前の型になります。購入したのが2017年2月なので5年半は経過していますね。

最近使い終わってからコードを触ると危ないぐらい加熱しています。よーくみたらコードの根本が膨らんでいるので半断線しているようです。症状的にはよくありますよね。さて、修理に出そうかと思ったのですがDysonは基本本体交換での修理となり、2万円以上かかります。当時はこの機種非常に性能良かったですが、今は2万円出せばそこそこの機種が買えそうなので断念。修理方法を調べてみたら比較的よく壊れるようです。。。

半断線が疑われるのが上の部分です。他の人は1年半ぐらいで壊れるケースが多いのですが、私は抜き出しするプラグにはレバー付きアダプタを使っています。

たぶんこれだったと思いますが、いまはダイソーでも買えますね。極力根本にテンションかからないようにしていたのですが、毎日使うものですので5年でコードがだめになりました。切り詰めて修理をしたいと思います。

コンセントは星型のネジが使われていますので、別途用意する必要があります。

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私は上記みたいなセットを利用しています。一個持っていると非常に便利ですね。

ネジはすべて同じサイズでしたのでわかりやすいですね。コードの根本にも同じネジ山で少し短いのが利用されています。

横から見ると黒いコードが奥にはんだ付けされているのがわかります。反対側は、、、作業前の写真で取り忘れていました。修理後の写真があとで紹介したいと思います。

この二箇所のハンダを取ります。最初ハンダ吸い取り線を使おうとしましたが、熱量的に無理でした。コテの温度も普段320度ぐらいの低めを使っていますが、370度ぐらいまで上げないととけませんでした。

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このとき活躍したのがエンジニアのハンダ吸取器SS-02です。これは評判いいのがわかります。非常に強力に吸い取ってくれるので、これがあるとすぽっと一回できれいになりました。

ケーブルが取れました。この配線を参考にしつつ、ケーブルを切り詰めていきたいと思います。

半断線していると思われるところより先でケーブルを切断します。

見本を参考にしながら被覆を剥きます。

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この手の作業はワイヤーストリッパー持っていますが、何故かニッパーでしています。ちゃんとしたニッパーだと切れ味がいいので作業し易いですね。最初ダイソーので作業していたのですが、刃が入らなかったのでこれを出してきました。

現物合わせで被覆をむいていきます。保護の布っぽい素材は切ってしまって大丈夫です。上の予備はんだしていないほうが新しい方ですね。

予備ハンダをしてから固定です。取るのよりはつけるほうが簡単だと思います。温度もいつも通りの温度でなんとかなるはずです。さて、この緑の基板にも一回り小さいネジが付いていますが、これは外す必要がありませんでした。

これにて修理完了です。最後に防水用のゴムが入っているので、それをきれいに入れながら蓋を閉めるのがちょっと大変です。

ちなみに切り詰めたのが約12センチぐらいでした。もう何度かはいけそうですね。

半断線していると思われる場所を開いてみました。なんかやっぱり線が歪んでいますね。

白い方を向いてみたら、あれれ。ほぼ断線していましたね。これだけ断線していると異常発熱したのも納得です。

黒い方も同じようにほぼ断線していました。

まとめ

はんだ付けされている端子なので、非常に修理がしにくいです。また、個人的に市販品の電源周りを修理するのはおすすめできません。

ちなみになんでこんな構造になっているかというと、ダイソンのドライヤーはDCモーターを使っています。そのため、コンセントの部分がACアダプタになっていて、直流にしたものを太いケーブルを使って本体に供給しているようです。

あと、本体のプラスチックはすでに少しべたべたしてきていますので製品的には寿命な気がしますので、本当はここで諦めて捨てたほうがいいと思います。

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