概要
M5Stack社からDHMI出力付きのATOM Displayが発売されたので購入してみました。
商品
まだ日本発売はないようです。

こんな感じのパッケージです。これは箱で来ましたね。新規ユニットは箱から袋に変更になっています。

さらに袋に入っています。

袋の中は本体と六角レンチとネジです。

ネジはATOM本体を固定するために使うみたいですね。

HDMIは上側についています。

実験は実際の画面に接続するのが一番ですが、画面キャプチャするために上記みたいなものを使いました。安くてそこそこ使いやすいので便利です。

こんな感じでWebカメラとして認識します。カメラアプリで認識させていますが、ちゃんとしたアプリを使えば動画撮影も、ドットバイドットでの画面キャプチャも可能のはずです。
使い方
上記に書いてあります。M5GFXを使うので、その中にありますね。まだスケッチ例がライブラリに登録されていないので注意してください。
注意点

付属しているATOMは実は黒いバージョンです。これは普通のATOM Liteではなく、PSRAMが2MB搭載されているATOM PSRAMという新型になります。そして、まだ技適を取得できていないかもしれません。

なので、付属のATOM PSRAMをはずして手持ちのATOM LITEなどを使いましょう。Matrixでも動くそうです。色的にはATOM LITEの方がいい感じですね。
描画速度
横 | 縦 | ドット数 | 予想fps |
480 | 1920 | 921,600 | 5 |
1920 | 480 | 921,600 | 5 |
1280 | 720 | 921,600 | 5 |
1024 | 768 | 786,432 | 6 |
960 | 540 | 518,400 | 10 |
800 | 600 | 480,000 | 10 |
640 | 480 | 307,200 | 16 |
640 | 400 | 256,000 | 20 |
640 | 360 | 230,400 | 22 |
512 | 212 | 108,544 | 46 |
256 | 192 | 49,152 | 102 |
320 | 240 | 76,800 | 65 |
240 | 320 | 76,800 | 65 |
200 | 200 | 40,000 | 125 |
240 | 135 | 32,400 | 154 |
135 | 240 | 32,400 | 154 |
160 | 160 | 25,600 | 195 |
160 | 80 | 12,800 | 391 |
80 | 160 | 12,800 | 391 |
80 | 80 | 6,400 | 781 |
上記が予想速度です。基本的には画面のドット数に依存するので大きくすると遅くなります。必要な画面解像度と速度で解像度の調整をしてください。
#include <M5AtomDisplay.h>
M5AtomDisplay lcd(640, 360);
解像度は上記のように変数初期化時に設定します。
まとめ
ATOM PSRAMじゃなくても動くのでATOM LITE付属でも良かった気がします。。。
当初は解像度的にPSRAM使ったほうがいいだろうってことだったのですが、なくても動きます。とはいっても、高解像度でスプライトを使うのであればPSRAMを使ったほうがいいのですが、ボードマネージャーのATOMにPSRAMの有効化オプションない、、、

さて、個人的にはATOM PSRAMが本気を出すのはレシートプリンタだと予想しています。レシート印刷って意外に解像度が高いので、画像印刷するときにメモリが結構必要になるんですよね。
コメント