M5StickCネジ青のperfect version検証

現時点の情報です。最新情報はM5StickC非公式日本語リファレンスを確認してみてください。

概要

最新バージョンの青ネジありは動作が違うみたいなので、電源周りだけ確認してみました。

検証に利用したM5StickC

左が最新バージョンの5V INとM5STICK・Cの帯が青いバージョンです。ネジが付いていて、5V INが青で判別できます。(ネジなしの5V INが青バージョンもごく少量ありますが、M5STICK・Cの帯は赤です)

右がその一つ前のバージョンで、赤のネジ付きです。現在国内流通で一番新しい在庫がこれのようでした。

perfect version?

内部的にはperfect versionと呼ばれているようです。ただ、まだ新しいバージョンがでそうな気がします(笑)

M5Stack社はわりと製品仕様を変更してきます。そして変更点を教えてくれないので、自分で調べるしかありません、、、

ファクトリーテストについて

最初に電源を入れたときに動作するファクトリーテストが更新されていました!

まだこのバージョンのソースコードは公開されていないようです。

右ボタンのバグについて

BtnBを押した場合、消費電流が100mA程度増えるバグが存在していました。プルダウンで使っている抵抗値を間違えているみたいです。

青バージョンでは修正されているのが確認できました。このバグは定期的に治ったり、再発したりするので、今後のバージョンで再発する可能性があります。。。

とりあえず技適マーク付きのSH200Qと、5V INが青バージョンは修正されているのが確認されています。動作的には問題がありませんので、バグ該当バージョンでの動作に問題はありません。ただし消費電流が多いのと、抵抗値の定格を超えている気がするので、ボタンを常に押すなどの操作は控えたほうがよさそうです。

電源管理について

上のTwitterでも報告されていましたが、電源OFFだと5V OUTへの電源出力がなくなっていました。

ネジ青バージョンネジ赤バージョン
電源ON:5V OUT5V5V
電源ON:BATバッテリー電圧バッテリー電圧
電源ON:3V33.3V3.3V
電源ON:GROVE VCC5V5V
電源OFF:5V OUTバッテリー電圧
電源OFF:BATバッテリー電圧バッテリー電圧
電源OFF:3V3
電源OFF:GROVE VCCバッテリー電圧

電源OFFのときに5V OUTとGROVE VCCに出力されていた、バッテリー電圧が出力されなくなりました。

これで外部に接続した装置に電源OFFなのに、電源を取られることがなくなりました。M5StickCの電源と連動して動かすことができるようになったので、便利だと思います。

とはいえ、まだまだネジ青バージョンが普及していないので、外部に接続して電源連動をしたい場合には、連動していないM5StickCもあることを考慮しておいてください。

まとめ

RTCの表記も増えているので、どんどん裏側の表記が小さくなってきています、、、

この手のバージョン差異を公表してくれると嬉しいのですが、サイレントに更新されていて、最新バージョンが欲しくても過去の在庫をランダムで送付しているので、ガチャ状態で買う必要があります。

国内在庫に最新バージョンが入ってくれば、目でみて選べるんですけれどね。とはいえ、在庫の回転は非常に早そうなので、もうちょっとしたら全部ネジ付きになるかな。

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